趣味の問題です

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、男性には難しいけれど、逆に女性には易しい問題もありました。

例えば、化粧品や料理、ケーキなど女性が大好きな趣向品の問題などは、男性にはチンプンカンプンで解らないのに女性には常識といった問題もありました。

例えば、裁縫、化粧品、ファッション、スイーツ情報などは、大抵の女性が興味を持つので、クイズ問題になれば簡単に正解出来るでしょう。

第12回のラスベガスで、女性には簡単な問題。でも男性には難問となる当時流行した趣向品の問題がありました。

問・香りのよい花びらを乾燥させ、香料を加えて熟成させたものを何という?

答・ポプリ

解説

 

魚は旬に食べるのが一番ですが…。

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は日本人の生活習慣や家庭の歴史などの中から問題を作っていました。

家庭での伝統は、祖父や祖母が子供や孫たちに伝え、それが家族の伝統や歴史となって、代々伝えられるのが一般的ですね。

趣味、趣向、家庭の味なども、それぞれの家に伝わる伝統であり家庭の歴史になっている事が多いですね。

そんな食材に関するクイズ問題がありました。第13回のゴールド・コースト出された次の問題です。

問・夏には「絵に描いてでも食え」と言われるほどうまいが、冬になると「枯れすすき」「丸太ん棒」と言われるほど味が落ちる魚は?

答・スズキ

解説 北海道から九州まで、日本全国の海に生息する魚です。生後一歳で20cm。二歳で30cm。三歳で40cm前後に成長。

日本近海に棲んでいるので、砂浜、岸壁、岩場など船に乗らなくても釣れるので、釣り人にとっては楽な獲物です。

近海で釣れる魚にしては大型なので、ススキを狙う釣り人も結構多いのではないでしょうか。

大物を釣り上げれば、気分が良いのは当然なので、家族にも自慢が出来る釣果ですよね。

スズキは夏は脂が乗って美味なのですが、冬は産卵のため油は落ちて痩せるため味は当然不味くなります。

従って今頃はスズキを釣り上げても自慢にはなりません。がっかりですね。

そうと知ったからには「早く来い来い夏の海」との事で、夏の楽しみが増えましたね。

本日の裏話は、近海でも釣れる大物の魚とは?のクイズ問題から、魚は「旬」に食べるべしとのお話でした。

旬も良いけれど漁獲量が少ないのもこれ又悩みですね~。

世界に誇る日本の奇矯

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、日本や世界を問わず森羅万象の中から創られています。

従って、世の中の珍しいもの、記録的な事象など、人々の興味を惹くものは全てクイズ問題の対象になります。

クイズマニアは常に知識のアンテナを張り巡らし、新しい情報を捕えている場合が多く、我々も油断が出来ませんでした。

さて、日本の名物として多くの人が承知している「橋」に関する問題が在りましたのでご紹介しましょう。

第9回のオーランドで出された問題でした。

問・日本の三大奇矯、ユニークな橋の一つ、山口県の錦帯橋(きんたいきょう)は、いくつのアーチで出来ている?

答・五つ

答・山口県の岩国市に有ります。「日本の三大奇矯」その他は日光の神橋、甲斐の猿橋が共に有名です。

その昔、岩国に以前からあった橋は、洪水の発生する度に流され住民が不便をしていました。

一六七三年、当時の岩国藩主、吉川広嘉によって「洪水に耐えられる橋を作れ」との命によって思考錯誤で考えられました。

何んと言っても川幅が二〇〇メートルと広いので、五個に分けて繋げるとの案が採択されました。

また、橋げたは従来の木製では無く、石を積み上げる工法に、切り替えたため300年以上健在でした。

架橋は材木が使われ、世界でも珍しい「木造のアーチ橋」として紹介されています。

錦帯橋の一部は、昭和二五年の台風で流されましたが、原因は米軍の滑走路拡張の工事で、川の砂利を取り過ぎとの事でした。

勿論、その後直ぐに改修工事が行われ、昔懐かしい五つのアーチが春夏秋冬の景色を楽しませています。

本日の裏話は、日本の誇る奇矯のクイズ問題から「錦帯橋」の歴史を少々覗いてみました。

それにしても昔の日本人は、あの重たい石を建造物によく使ったものですね。

各地にを残るお城の石垣、濠の石積み、それも遠方から荷車で運んだようですよ。

ダンプや重機で軽々と作業を続ける現代人を見たら、ご先祖様もさぞ、ビックリ仰天でしょう。

結論は現代人はもっと身体を使いましょう。文明的な電化生活も良いですが、健康のためにジョギングより楽なのは散歩かな~。

名画の秘密です

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、世界中の森羅万象から出されていましたので難問と感じる問題も結構ありました。

しかし、正解が解らなくても「感」を働かせれば勝ち残る事も可能なクイズ形式がありました。

ご存知「○×クイズ」です。特に第一次予選の場合は「感」悪くても他力本願で、数の多い方に付いて走る場合もありました。

「自分を信じて走れ!人の後を追っては後悔するぞ」。MCのトメさんが毎回声を枯らして叫んでいた姿が懐かしいです。

では、その第一次予選での迷う「○×クイズ」を振り返って見ましょう。

第5回、後楽園球場で出された次の問題です。

問・イエス・キリストの「最後の晩餐」はパンと水という質素なものであった。正しいですか?誤りですか?

答・誤り

解説 キリスト教の信者の方なら「簡単」な常識かもしれません。でも、信教の自由の日本では他の宗教の方が多数です。

自分の宗教と異なる宗派には、殆んどの人間が無関心というのが一般的な心情でしょうね。

となると、この問題は雲を掴むような訳の解らない設問の部類に入ってしまいます。

実は、キリスト教ではパンはイエスの身体、葡萄酒はイエスの血と信じられています。

「最後の晩餐」はルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ビンチが教会の食堂に描かれた壁画です。

イエスが十字架に架けられる前、12人の弟子と共に最後の食事会を開いた姿を再現した絵として世界的な名画と言われています。

イエスは葡萄酒をとって「これは多くの人のために流す我が契約の血だ」とマタイ二六章二六節に記されています。

キリスト教の信者にとっては、ワインは有難い存在で、そう言えば世界中で毎日膨大な量が飲まれています。

教祖様の教えとなれば反対も出来ず「毎日遠慮なく飲める」、お酒好きにとっては、実に有難いお酒ですね。

ビール、日本酒ウイスキー、焼酎など他のお酒には、こうした有難い伝説は無いのでしょうかね?

いや、調べれば数多くの伝説がありそうですよ。その証拠に酔っぱらいは勝手な理屈を付けて、一年中飲んでますからね~。

酒は百薬の長といいますが何事もホドホドが良いようで……。

 

探偵小説の推移とは?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には「文学」との区分があり、日本と世界の文学作品から問題が創られていました。

文学には「古典」から「現代」まで幅が広く、内容も歴史、ミステリーなど幅が広いので知識の豊富さが問われる事になります。

そんな幅広い中から、愛読者の多いミステリー関連の問題が第4回のソルトレークシティーで出されていました。

問・エラリー・クイーンの探偵小説のタイトルでX・Y・Zのあとに共通して付く言葉は?

答・悲劇

解説 エラリー・クイーンはアメリカの推理作家で、フレデリック・ダネイとマンフレッド・ベニントン・リーの二人合作名。

従兄の二人は、探偵小説を書くためにエラリー・クイーンというペンネームを作り作家生活を始めました。

プロットを思い付く天才的な才能と、文章力の優れた二人がそれぞれの役目を果たしながら多くの作品を書きました。

中でも優れていたのは「Yの悲劇」で、日本のミステリー・ファンの人気投票でも常に第一位を独占していました。

また、世界に目を向けるとイギリスの女流作家、アガサ・クリスティーとコナン・ドイルがいますね。

コナン・ドイルはお馴染みのシャーロック・ホームズが探偵として活躍する人気シリーズで愛読者も多い事でしょう。

以上、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティー、コナン・ドイルの三名を世界の三大ミステリー作家と称しています。

ミステリーは、以上三名のように謎解きを主体にする作品の他、R・チャンドラーに代表されるハードボイルドもありますね。

こちらは「長いお別れ」(ロング・グッドバイ)が世界的なベスト・セラーで多くの読者を熱狂させました。

一方、日本では松本清張さんが「点と線」で1,957年に登場。本格的な謎解き長編ミステリーのブームが巻き起こりました。

以後、数多くのミステリー作家が誕生し、これらの作品を原作に現在もテレビ・ドラマが続々と作られています。

昭和の時代には、テレビ・ドラマと言えば「水戸黄門」「暴れん坊将軍」「必殺仕掛け人」等の時代劇が中心でした。

それが「平成」「令和」と時代も変わり、テレビ・ドラマの傾向までが変貌してしまったのです。

警視庁の捜査一課、十津川警部が日本国内を移動しながら殺人事件を解決するシリーズ。

或は列車の時刻表を基に考えられたアリバイを崩す、観光地殺人事件など人気シリーズが各テレビ局で花盛りですね。

本日の裏話は、探偵小説のクイズ問題から、テレビ・ドラマの傾向まで、人々の娯楽の変化を追ってしまいました。

とは言え、世の中は便利になりました。昭和の時代劇が懐かしければ、BSやCS放送で専門チャンネルもあります。

何時でも好きな番組が自由に見られます。しかも映画館に通う必要も無いのです。

昔の人が見たら、夢のような時代なのですね~。

アメリカ横断!ウルトラクイズの裏話