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常識の盲点は面白い

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人なら当然知っている知識が基本で創られていました。

一口に日本人と言えば、子供からお年寄りまで幅は広く、全員が知っている知識は理想的な問題と言えるでしょう。

家族でテレビを観ていて、全員が答えられる問題は誰が正解しても、その問題に付いての会話が広がります。

ただ、その様な問題は難易度で分けると「易しい」に属し、この他に「中程度」「難しい」「超難しい」と分けていました。

我々は、家族で楽しめる番組を目指していたので、これ等の問題を上手く配分して出題していたのです。

「易しい」或いは「難しい」の中間に位置する「中程度」の典型的な問題をご紹介しましょう。

第4回のイエローストーンで出された次の問題です。

問・カシ・ナラ・クヌギなどの堅い実の事を何という?

答・どんぐり

解説 最近の子供は兎も角、昭和時代の子供達にとって「どんぐり」は遊びや童謡でお馴染みの木の実でした。

どんぐりころころ,どんぐりこ、 誰もが幼い頃に歌った懐かしい童謡ですね。

でも、どんぐりが何という樹の実なのかは、ほとんどの子供達が知らずに育ったのでしょう。

実は、問題にあるようにカシ、ナラ、クヌギなどの実を総称して「どんぐり」だったのです。

今、改めて知った日本語の知識だった方も、結構いるでしょう。正に常識の盲点といったところかも知れませんね。

こうした常識の盲点は、過去の書籍などの知識から得た問題ではありません。

実は、クイズ問題の作者が自分で「何故?」と思った事象を調べて結論を導き出した問題なのです。

クイズ問題には、作者名と出典を明記するのが決まりで、出典の欄に「自分の発想」と書く事になっています。

問題に新鮮味が感じられるのですね。

視聴者が「面白い問題」と感じるのは「自分の発想」の問題で、他のクイズ番組では見られないのが我々の自慢でした。

尚、樫(かし)楢(なら)橡(くぬぎ)は文字で書くと区別出来ますが、それぞれ材木として特徴を生かして使用されています。

本日の裏話は、日本人が子供の頃に親しんだ樹の実に関するクイズ問題から、常識の盲点のお話でした。

子供の頃、どんぐりの実を食べると「どもりになる」との噂がありました。

一方、どんぐりを食べると背が高くなるとの噂もあったとか……。こんな噂なんて、面白くもないどんぐりの背比べですね~。

 

伊藤博文さんは偉かった

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人としての常識を問う問題を基本に創られていました。

基本的な常識は、小中学校で習いますがそれよりも高度の知識は高校、大学、その他の専門学校で身に付けるのが一般的です。

更に日頃の新聞、雑誌、その他のメディアから情報を得る事もあるでしょう。

クイズ好きの皆さんは、それぞれの分野にアンテナを張って、より多くの知識を吸収しているようです。

前置きはさて置き、小中学校の授業で得られる初歩的な常識問題をご紹介しましょう。

第5回のヒューストンで出された、日本人としての基本的な問題が次のクイズです。

問・日本初の総理大臣となった伊藤博文は何藩の出身?

答・長州藩

解説 明治維新の時に、最も活躍したのが鹿児島県の薩摩藩山口県の長州藩でした。

伊藤博文は山口県の萩市の出身で、吉田松陰の私塾「松下村塾」で子供の時代に学びました。

明治維新が成功した暁には、先輩の多くがすでに死去していたため、長州藩の代表的な存在で日本初の総理大臣に選ばれました。

総理大臣としての組閣は四回行い、その後は朝鮮総督など活躍しましたがハルピンで暗殺されてしまいました。

何れにしても、伊藤博文は明治天皇の信任も厚く、近代日本の基礎を築いた重要人物でした。

長州藩出身の政治家は、明治、大正、昭和を経て現代の安部晋三首相まで、多くの総理大臣を輩出しています。

処で、伊藤博文と言えば、肖像画が千円札に描かれている事で顔は誰でも知っている日本の有名人でした。

そこで、千円札の歴史を少々調べたのでご紹介しましょう。

戦前は兎も角、戦後初めての千円札は、一九四五年に発行された日本武尊(やまとたける)でした。

この紙幣の寿命は短く、一九五〇年には聖徳太子が千円札で登場し、13年後には伊藤博文のお馴染みの札になりました。

彼の千円札は一九六三年~八六年まで23年間も続きました。とはいえ偽造紙幣が多発したため、肖像画が変更されています。

正面から横顔に変更されたのです。その後は夏目漱石、野口英世と変わり次の二〇二四年には北里柴三郎に変更予定だそうです。

本日の裏話は、日本初の総理大臣・伊藤博文のクイズ問題から千円札の歴史に話が及んでしまいました。

千円札も聖徳太子さまの頃は、大変な価値があり子供がお子使いとしてもらえるような事は有りませんでした。

それが、伊藤博文の時代にはまだ価値ある存在でしたが、夏目漱石、現代の野口英世となると小学生でも喜ばないようです。

お金の価値は時代と共に変化するのですね。小学生でもスマホで情報交換! こんなの親が甘すぎるのだ~、ですよ。

 

アメリカの原点とも言える小説

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、旬の話題から造られている事が多く、挑戦者も事前に準備して記憶しています。

従って、現在に昔の問題を振り返ると、懐かしい時代背景を思い出されるのが、番組の特徴と言えるでしょう。

クイズ問題には、必ずといって良い「ご当地問題」との枠がありました。

これは、アメリカ各地を日本人に紹介するとの番組の企画意図があり、そのため合衆国の観光局の協力があったのです。

そのお陰で、ニューヨークの五番街を封鎖して「マラソン・クイズ」のような無理難題とも思える企画が実現したのです。

話は「ご当地問題」に戻ります。第10回でアトランタを訪れた時に、アメリカの原点とも言える問題が出されていました。

問・アメリカの奴隷解放運動のきっかけになったストウ夫人の小説のタイトルは何?

答・アンクルトムの小屋

解説 この作品は、悲惨な奴隷の生活をつぶさに見て心を痛めたストウ夫人が、一人の奴隷を主人公に書いた作品です。

一八五二年にこの本が出版されるや、たちまち大反響を呼び奴隷解放を叫ぶ南北戦争の導火線になりました。

アトランタはマーガレット・ミッチェルの名作「風と共に去りぬ」の舞台でもあり、南北戦争の激戦地でした。

戦争は南軍が勝利し、英雄のリー将軍をはじめとする四人の将軍の像が巨大な石の塊に彫られています。

因みに、この巨大な石はオーストラリアのエアーズロックに次ぐ世界で二番目に大きな石と言われています。

リー将軍は、アメリカの戦争史上最高の司令官とも呼ばれていますが、時代で戦争の規模も異なるので比較は難しいですね。

本日の裏話は、アメリカの原点とも言える小説のクイズ問題から、南北戦争の英雄のお話になってしまいました。

アメリカは歴史の浅い国だけに、全国各地に新しく造られた名所が存在します。

アトランタは、その中でも目玉的な名所が多いので、アメリカ旅行が出来るようになったら一度行かれる事をお勧めします。

その前に「コロナ騒動」が収まらない事には、世界中が身動き出来ません。結論は「コロナよ、消えてくれ~」ですね、本日も。

テレビ番組の良き時代

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は日本人の常識の範囲で造られていました。

常識は、時代の変化によって変わるもので、現代の常識は10年後20年後になると全く通じなくなる事があるかも知れません。

その様な典型的な問題が、第14回のグランドテイトンで出されていました。

問・ラジオCMが六月から解禁になり、来年一月にはテレビのスポットCMも解禁になる、おかたい業界は?

答・銀行

解説 当時はスポットCMだけで、番組提供の広告は行わないものとし、実施後、状況を見て見直しを行うとの事でした。

今から三十二年前のクイズ問題で、その頃は景気が良かったのかテレビやラジオのCM で宣伝したい企業が多かったのです。

また、メディアの側も強気で企業の質を厳選し、問題の起こりそうな業種のCMは幾らお金を積んでも了承しませんでした。

具体的に挙げるなら、健康食品、美容整形のように結果が明瞭に判断出来ない業種のCMは不可能に近かったのです。

処が、現代のテレビのコマーシャルを思い起こしてください。健康食品のオンパレードといっても過言ではありません。

朝のワイドショーから、夜中の深夜番組まで、大小健康食品メーカーの通販のCMで溢れています。

昔は、お堅い職業の銀行でさえCMを流せなかったのですから、クレジット会社など無理なのは当然でした。

しかし、令和の現代では「各種のカード会社」のCMも上位にランクされるほど目立つ存在ですね。

メディアは国の認可事業ですから、細かな規則の上に成り立っていて、思い付きで勝手な事は出来ません。

更に、放送倫理番組向上機構(BPO)との組織がNHKと民放連の加盟各社によって組織、不当な発言や番組を監視しています。

従って、番組の制作者は好き勝手に番組を造る事は出来ません。一部のお笑い芸人が、勝手に遊んでいるような番組もあります。

しかし、収録時は兎も角、編集でカットするので、放送上の問題は起こらないように気を配っているのです。

昔のように思い切った番組が無いのは、こうした事情があるからなのです。

その点、ウルトラ・クイズの名物「罰ゲーム」などは現代では絶対に許されないでしょうね。

テレビ番組が、自由に面白かった時代が懐かしいです。

本日の裏話は、メディアのCM事情に付いてのクイズ問題から、古き良き時代の番組を懐かしく思い出す話になってしまいました。

最近は「コロナ騒動」で、昔の番組が再放送されています。この際、良い時代の番組をじっくりと楽しみましょう。

熟年の懐かしい思い出の地?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は日本人の常識を問う問題が基本でした。

日本は昔から天皇家を中心に歴史を重ねて来た国です。明治維新後は憲法で、天皇は国の「象徴」であり元首とされています。

元首ですから、国民は天皇家の歴史は当然として、天皇家の事情を知るべきで立場にあります。

そこで、天皇家に関する簡単な常識問題が第16回のレイクパウエルで出されていました。

問・皇室の御用邸は日本に三カ所あるが、須崎、葉山ともう一つはどこ?

答・那須

解説 那須の御用邸は一九二六年に栃木県那須郡に作られたもので、三カ所の中では二番目に作られていました。

一番古いのは神奈川県三浦郡の葉山御用邸で、一八九四年。須崎の御用邸は一九七一年に静岡県下田市に作られました。

中でも、葉山の御用邸は東京に近い事もあり、湘南地域の夏の海水浴場として人気の浜辺となっていました。

特に、葉山は昭和の人気スター石原裕次郎の出身地で、太陽族の発祥の地として若者の聖地的存在でした。

昭和三〇年代~五〇年代までは、アロハシャツを着た若い男女が数多く集まっていました。

大磯海岸、江ノ島、鎌倉、逗子、それに葉山、湘南海岸の黄金時代といっても良いかも知れません。

熟年の皆さんに取っては、若き日の思い出の地になっている方も多いのではないでしょうか。

本日の裏話は、皇室の御用邸に関するクイズ問題から、熟年の皆さんには、懐かしい日の思い出につながりました。

それにしても今年はコロナ騒動で、湘南地方の海水浴場は全面的に閉鎖されています。

「GO TOトラベル」に関しても、全国的に波紋が大きく何時になったら、この騒動は収まるのでしょう?

毎回お馴染みの結論! コロナよ、消えて無くなれ~ ですね。