アメリカ横断ウルトラ・クイズの放送当時は、日本へ観光目的でやって来る外国人はそれほど多くありませんでした。
1977年に初めて100万人を超え、昨年は1,340万人もの人達が日本を訪れているのですから、飛躍的な伸び率と言えるでしょうね。
観光日本と言える状況で、日本国中どこへ行っても外人観光客に出会う事が出来ます。
テレビでも外人観光客に人気のある観光スポットが紹介されていますが、中でも人気のあるのはグルメ情報でしょう。
「日本の魅力は?」という質問に対して、一番多いのは「食べ物が美味しい」という答えのようです。
日本生まれのお寿司や、日本で発展したラーメンは外人観光客に受けているようで、そういったお店を特集している番組が毎日のように放送されています。
元々ラーメンは日本人にも人気があり、全国の人気ラーメン店が一堂に集結して「ラーメン祭り」というイベントが毎年開かれています。
昔から、日本人が家族で外食をする場合、中華料理が人気の上位にありました。
テーブルを囲んで、ワイワイお喋りを楽しみながら食べられるスタイルが家族向きだったのでしょう。
最近では、焼き肉やイタリアンを家族で愉しむ人達も増えていますが、中華料理は気楽に食べられるという特徴が人気の基だったような気がします。
一口に中華料理と言っても、4つの流れがあり、その特徴をクイズ問題にした事がありました。
第9回のオーランドで出題されています。
問・中華料理で北京、上海、広東、四川のうち、一番辛いのは?
答・四川料理
解説 四川の他、雲南など山地の料理で、素朴な食材で辛味が強いのが特徴です。
寒い地方の人は辛い物が好物、という長年の風習からそのようになったのでしょう。
これに対して、上海料理は海沿いの地域だけに、海産物が中心で、シーフード中華と理解するのが良いかもしれません。
また、広東と北京は、共にサッパリとした味付けが特徴で、それぞれ中華料理店には地名が入っているので、好みに応じて選択をするのが中華通のようです。
日本は世界中の料理が食べられる、というのも観光日本の大きな特徴になっています。
これからオリンピックに向けて、日本は益々国際色が豊かになって行く事でしょう。
でも、外国人が増え、安全な国という神話だけは崩して欲しくありませんね。