究極の豪邸拝見!

アメリカ横断ウルトラ・クイズのロケハンは、珍しい場所、滅多に見られない景色など、アメリカの紹介を兼ねて各地を歩きました。

その中で、有名な豪邸も見て回りましたが、桁外れの凄さだったのが一つありました。

残念ながら、この場所でのロケはパスになったものの、ここで創られたクイズ問題があります。

第6回のニューオリンズで出題された問題でした。

問・オーソン・ウエルズの代表作、「市民ケーン」でケーンが経営していたのは、何の会社?

答・新聞社

解説 「市民ケーン」は新聞王として有名なウイリアム・ハーストがモデルの映画史に残る名作です。

オーソン・ウエルズの脚本、監督、主演で、実際の出来事ベースに描かれたもので、メディアの裏側を追及した問題作でした。

現代のトランプ大統領が抱える、メディアとの戦いに共通するものを感じますね。

因みにハーストは、新聞社、ラジオ局、映画会社をはじめ多数の会社を経営。政治家、経営者として常に話題の人物でした。

カリフォルニア州のサンシメオンに動物園付きの大農場を作り、豪華絢爛な城(ハースト・キャッスル)を建設しました。

この城は、ヨーロッパの有名な城を買い集め、部分的に組み立てたもので、悪趣味との評判でもありました。

彼はこの城に、世界の重要な政治家、芸能人などを招待し、映画の試写会を行うのが趣味でした。

チャップリンやクラーク・ゲーブルを招き「風と共に去りぬ」の世界初の試写会が行われたと伝えられます。

この城に招かれてこそ、世界の一流人と認められ、当時の大物が競って順番を待っていた、の伝説も有ります。

そんなハーストも、晩年は妻や子供達と分かれ、この城で1人で暮らしたそうで、現在もその様子が展示されていました。

晩年は孤独な、大権力者の典型的な人物だったのでしょうね。

国の内外に、大権力者は多数いますが、孤独な晩年を迎えないように気を配りましょう。(余計なお世話!)

ロケハンで気に入っても、クイズ形式や許可関係、周囲の宿泊場所など、様々な条件を総合して決定するので、この地もロケの実現はありませんでした。

ロケ候補地の残念な場所として、心に残る裏話でした。

世界平和の理想郷とは?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には、世界に共通する知識が多数含まれていました。

有史以来、世界では戦いが行われ、反対に常に世界平和を訴える人々がいました。

人間には欲望が有り、出世欲、権力欲、金銭欲など、どこまで行ってもキリが無いようで、それが本能かも知れません。

昔から、最初の欲望を満たすと次の目標に向かう、この様に進むのが人間の歴史でした。

「世界大戦」の画像検索結果

戦争は良くない事と解っていながら、指導者達は国を拡げる、権力を高める、この欲望を次々と満たして悲惨な戦いを繰り返して来たのです。

これに対し、戦争に反対する人々が憧れていた理想の世界がありました。

そんな平和な世界は、正に理想の世界であり、第5回のテオティワカンで、これを問う問題がありました。

問・イギリスの政治家トーマス・モアの空想小説に出て来る理想の島の名は?

答・ユートピア

解説 平和で理想の世界? と言えば「ユートピア」を連想するのが世界の常識と言えるでしょう。

トーマス・モアの名を知らない人でも、この言葉は理想郷として一人歩きしています。

因みに「ユートピア」の生みの親、トーマス・モアは政治家、法理学者で作家としても実績を残しています。

また、彼の空想小説を読んだ事の無い人でも、ユートピアの言葉だけは理解しているのも面白い現象です。

因みに、ユートピアは「架空の島」で現実には存在しない理想郷です。

この島は人工的に整備され、住民は美しい清潔な衣装を着け、財産を私有せず、共同の倉庫で保管します。

人々は勤労の義務を有し、日頃は農作業で6時間労働をしなければなりません。

空いた時間は、芸術や科学など趣味の時間に充てる。

悠々自適、理想的な世界に見えるものの、逆に個人に自由は無く、全てが管理された世界なのです。

理想郷とは言え、架空の世界なので、こうした空想の物語をユートピア文学と呼ぶ時代がありました。

「ガリバー旅行記」なども、小人の島に流れ着いた物語で、ユートピア文学の代表と称されていたようです。

科学が発達し、コンピューターが人間を支配する空想的な世界も、人間には自由がありません。

理想と現実のギャップ、人間が一番欲しいのは何と言っても、やはり「自由」ですね。

 

主食のルーツを考える

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、知識を競う訳なので、森羅万象幅の広い分野から出されていました。

世界の人口が増えるにつれ、食糧問題は世界各国の重大な関心事になっています。

日本・米国を中心とした環太平洋地域に於ける経済協力TTPにしても、食糧問題が大きな焦点になっています。

各国の食に関する習慣は異なるので、それぞれ言い分が異なるのは当然でしょうね。

日本人でも、主食が米の時代が永かったものの、現代ではパンという家庭も増え、米と粉のバランスが崩れかけています。

言うまでも無く、日本人の主食は米という時代が続いたので、経済は米を中心に組み立てられていました。

と、なるとクイズの知識としても、米に関する歴史を勉強して置く必要がありそうです。

勿論、日本人なので義務教育の中でも、米の歴史は勉強しているはずですよね。

そんな、歴史の勉強のおさらい的な問題がありました。

第8回のグアムで、「時差ボケ調整・暁の奇襲作戦」で出題された問題です。

問・日本で稲作が始められたのは何時代?

答・弥生時代

解説 弥生時代からお米を食べ出した、日本人の基礎的な知識ですが、瞬時に思い出せない知識でもあります。

夜中にグッスリ眠っているのを、突然叩き起こされクイズが出される、奇襲クイズなので仕方がありません。

寝惚けマナコで、ボーッとしている人には難しい設問でしょう。

歴史的には、数千年続いた縄文時代の後、弥生時代になり、人類に大革命が起こりました。

中国大陸や朝鮮半島との往来が始まり、各種の外国文化が入り込んできたのです。

「弥生時代」の画像検索結果

稲作農耕もこの時代にやって来て、動物や植物を山の中で追い求めていた人々が、平地に定住し、畑を耕す生活になったのです。

弥生式土器を使用し、文明が少しずつ浸透してきた時代で、1,700年~2,000年前の事でした。

現代では、米も改良に改良を重ね、全国にそれぞれ特色のある米が誕生、味を競い合っています。

クイズに勝ちたい方は、小・中学校で習った歴史、社会科などの教科を軽くおさらいをする事をお勧めします。

ふっと、忘れていた様々な場所や人名、事件、などが絡んでクイズの材料が浮かび上がってきます。

一度は知っていた知識を思い出す、その速さを競うのがクイズというゲームの基本です。

強い力士の歴史を見る

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、スポーツというジャンルが有り、日本の国技、大相撲に関する問題も数多く出されていました。

現在開催中の5月場所は、19年振りに誕生した日本人横綱、稀勢の里人気で久しぶりに湧いています。

「優勝回数 力士」の画像検索結果

横綱が4人揃うのも、平成になってから3度目だそうで、前売り券の売り上げも記録的と言われています。

さて、歴史的に強い伝説の力士は多いのですが、では実際に誰が強いのか? これを問う問題がありました。

第14回のグランドテイトンでの問題です。

問・あまりにも強すぎるため、「鉄砲」「張り手」「かんぬき」の三手を、禁じ手にされた江戸時代の名大関は誰?

答・雷電為右衛門(らいでんためえもん)

解説 これだけのハンデが有りながら、優勝26回、全勝8回、土つかず23場所との大記録を残していました。

優勝回数だけを比べると、現代では白鵬37回、大鵬32回千代の富士31回などが有ります。

また、年に2場所時代には、双葉山の12回が強い横綱として、昭和の伝説的な横綱でした。

時代によって、場所の数も異なるので一概に記録だけで比べる事は出来ません。

それにしても、江戸時代の雷電為右衛門は、群を抜いて強かったのは間違いありません。

遠い江戸時代の人物なのに、その名を知られているのですから、相撲の歴史上一番の強さと言えるでしょう。

伝説のマラソン・ランナーは誰?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、時代の話題になったタイムリーなものを含め、普遍的な知識など多岐な分野から創られていました。

スポーツ関連の問題は、毎年記録が塗り替えられる運命なので、その時代を過ぎるとクイズには不向きです。

でも、同じスポーツでも伝説的な話題や記録は、何時の時代でも、クイズ問題になり得るでしょうね。

例えば、現在は市民マラソンなどで、世界的に人気のスポーツ「マラソン」にも伝説的な選手が何人か存在しました。

伝説の人物第1号は、人間機関車の愛称で有名なエミール・ザトペック選手です。

苦しそうな表情と、首を傾けて走る姿がトレード・マークで多くのファンを魅了しました。

「人間機関車ザト...」の画像検索結果

チェコ(現役時代はチェコスロバキア)の選手で、ヘルシンキ・オリンピック(1952年)で、長距離3冠の記録を達成したのです。

①5,000m ②10,000m ③マラソン 以上の3種目で金メダルを独占。

今後もこの記録は破られないだろう、とマラソンの伝説になりました。勿論、ウルトラクイズでも出題されています。

次に現れた伝説のマラソンランナーの問題が、第4回のコロラド・スプリングスで出題されました。

この時はアイススケート場で、挑戦者は全員裸足で氷の上に立ち、走りながらクイズが行われました。

問・今、皆さんは裸足で氷の上を走ってきましたが、裸足で42.195kmを走りぬいて「裸足の王者」と呼ばれたマラソン・ランナーは誰?

答・アベベ

解説 第17回のローマ大会、第18回の東京オリンピックと連続して史上初めて金メダルを獲得。

エチオピアの選手で、3大会連続金メダルを目指しましたが、これは実現出来ませんでした。

それよりも、彼は自動車事故で車椅子生活を送る事になったものの、身障者スポーツにも貢献しています。

リハビリのトレーニングは、マラソン以上に過酷なトレーニングだったと語り、その強靭な精神力で犬ソリの世界大会に参加、金メダルを獲得しています。

彼は41歳の若さで、脳出血でこの世を去りましたが、マラソン界では忘れられない伝説の人物と言えます。