4人の大統領とは日本人でも知っているワシントン、ジェファーソン、ルーズベルト、そしてリンカーンです。
この地では大統領をはじめ、アメリカの歴史的な有名人の子孫をゲストに招いて「ご先祖さん当てクイズ」というのをやりました。
例えば「黒船」で日本にやって来て徳川幕府に開国を迫ったペリー提督、野球ファンにはお馴染みのベーブルース、或いはリンカーン大統領、そしてアパッチ族のジェロニモ酋長、札幌農学校で教えたクラーク博士といった人達の子孫さんが出演してくれました。
町の中で日本食レストランを発見、店先には焼鳥、おでん等と書かれた赤い提灯がズラリとぶら下がっているではありませんか。
久しぶりに日本食に在り付けるというので、喜んで飛び込んだのは言うまでもありません。
ところが中に入ってメニューを見ると、日本食らしき料理は何もありません。
「外の提灯は何だ?」
と尋ねると、
「オリエンタル・ムードのインテリアだ。
気に入ったかい?」
と平然としています。
聞けばこの店のオーナーは元軍人で、日本に駐留していた時代に、日本の娘さんと知り合って結婚したのだと言います。
間もなくその女性が現れ、我々日本人を見つけるや懐かしさで、飛びついて来ました。
その頃は日本人旅行者も少なく、ましてやサウスダコタ州などという田舎の街に日本人が訪れるなどという事は、滅多に無かったのでしょうね。
実は彼女と同じような日本人妻が、この辺りには数人住んでいて、直ぐに電話を掛け、ご主人共々ワイワイと集まってきました。
それからは、初対面の我々を囲んで宴会状態になりました。
それからは、初対面の我々を囲んで宴会状態になりました。
すっかり打ち解け、次にロケで来る時には
「大勢のスタッフを連れてまた来ます」
と約束をして別れたのです。
「大勢のスタッフを連れてまた来ます」
と約束をして別れたのです。
そして二ヵ月後、我々は再度お店を訪ねました。
其の日は、結構お客が込み合っていました。
ところが、我々の顔を見るや大喜びの挙句、お客さんに
「今日はこれで閉店です。
お勘定はサービスです」
とみんなを追い出してしまったのです。
追い出された方も、料金がタダとなれば喜んで出て行きます。
お勘定はサービスです」
とみんなを追い出してしまったのです。
追い出された方も、料金がタダとなれば喜んで出て行きます。
我々の方は、スタッフが30人近くいましたが、中には料理自慢も沢山います。
お店の方では、
「皆が作りたいものを自由に作ってよ。
厨房を開放する」
と言い出したのです。
「皆が作りたいものを自由に作ってよ。
厨房を開放する」
と言い出したのです。
「それではお言葉に甘えて」
とばかり、近くのスーパーに買出し部隊が出かけ、日本食になりそうな材料を大量に仕入れてきました。
とばかり、近くのスーパーに買出し部隊が出かけ、日本食になりそうな材料を大量に仕入れてきました。
そしてレストランの厨房を独占、すき焼き、焼鳥、茶碗蒸しから、ブリの照り焼き、鮭の塩焼き、と懐かしの日本食のオンパレードで、大パーティーとなったのです。
当然の事ながら、先日の日本人妻と元軍人の仲間たちも集まってきました。
元軍人のアメリカ人のオジさん達も、懐かしの日本料理に大喜びで、厨房に入ってきて、手伝いが始まりました。
日本人妻のおばさんたちは、久々に思いっきり日本語が喋れるので大興奮。
ご主人達が英語で話しかけても、
「うるさいわね。日本語で喋りなさいよ」
と相手にしません。
仕方なく、片言の日本語が飛び交い、奇妙な、しかし心温まるパーティーが夜遅くまで続いたのでした。
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>よーすけさん
コメント有難うございます。
ウルトラクイズの醍醐味に気が付かれたとの事、嬉しい限りです。これから、クイズ創りの裏側や、クイズ形式がどうやって考えられたなど、いろいろと書いて行きますので、お楽しみください。
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小学生のころ、早押しクイズや大声クイズ、どろんこクイズなど、
スピード感や迫力のあるものをついつい好んでしまい、
現地の人・建物などに関するクイズや、インスピレーションクイズなどを
退屈に見ていた覚えがあります…。
でも30歳を超えた今になると、そちらのほうが意外性や新しい発見などがあり、
それがただの知識を問うクイズ番組ではない、ウルトラクイズの醍醐味だったんだな、
と思えるようになりました。まぁ、遅ればせながらですが(^^;)。
テレビ収録とは別にそのような交流があったとは。いいお話を聞かせてもらいました、