アメリカ横断ウルトラクイズ、第14回のロケハンはアメリカ大陸を車で横断しました。
旅が始まって4日目に訪れたのがワイオミング州のグランドテイトンです。
私が高校時代を送ったのは、昭和30年代で、その頃の娯楽といえばアメリカ映画を観るのが最高の贅沢だったように記憶しています。
思えばアメリカ映画もこの頃が全盛期で、この時代には数々の名作が作られていたようです。
私は個人的に、思い出の名画の舞台を自分の目で見ることが出来るので、ロケハンでアチコチ走り回る仕事につけた事を嬉しく思っていたのです。
その意味では、グランドテイトンへのロケハンが出来るのは、その前からとても楽しみだったのです。
高校生の頃に観た「シェ-ン」の舞台がこのグランドテイトンだったからです。
この地はスイスのように美しい風景でした。
因みに「シェ-ン」とはアラン・ラッドが主演の西部劇で、拳銃使いのカウボーイが、草原の1軒家に住む母と少年を助けるヒューマン物語で、アラン・ラッドが悪漢達を早撃ちで倒して、去って行くラストシーンが多くのファンの涙を誘った名画でした。
少年ジョーイが
「シェ-ン、カムバック!」
と叫ぶのですが、シェ-ンはそのまま馬で、グランドテイトンの山に向かって去っていきます。
その映画の舞台となった1軒家が、映画の撮影された後も、そのままの形で残されているという情報がありましたので、その家を探すために草原の中を何時間も車を走らせました。
それらしい家を2軒発見しましたが、映画では家の側を川が流れているはずなのに、その川が見つかりません。
一緒に案内をしてくれたグランドテイトンのレンジャーも、ここが確実にそうだ、と言い切れる家を見つけること
出来ず、ようやく発見したのは陽が暮れる寸前の事でした。
勿論、クイズはこの地で行い、オールドファンにとっては嬉しい内容になったはずでした。
出来ず、ようやく発見したのは陽が暮れる寸前の事でした。
勿論、クイズはこの地で行い、オールドファンにとっては嬉しい内容になったはずでした。
グランドテイトンは、昔スクリーンで観た美しい姿がそのまま残されていて、感動ものでした。
アメリカの景色といえば、グランドキャニオンに代表されるように、荒々しい壮大さが特徴のような印象がありました。
しかし、このグランドテイトンのように、優雅な風景もあるのを知って、アメリカへの考え方も大いに変化したのでした。
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番組の中で、やはり「今だから話せる」とばかりに映画のシーンの内訳を明かされるのは感慨深いものがありました。
確か、罰ゲームの時やったかな…?
撃たれて後ろに弾き飛ばされるシーンとか、音にびっくりするシーンとか…。