アメリカ横断ウルトラクイズには、毎回レギュラーになっているクイズ形式があります。
例えば成田のジャンケンとか、グアムまでの機内で行なうペーパー・クイズ。
その結果を発表するブーブー・ゲートなどが代表的なレギュラー・パターンと言えるでしょうね。
その結果を発表するブーブー・ゲートなどが代表的なレギュラー・パターンと言えるでしょうね。
回によって、違う方法でこれ等の事を行なうこともありましたが、放送後非難の電話が殺到します。
つまり、毎年楽しみにしている固定の視聴者には、お馴染みのコーナーがないと騙されたような気分になるのかもしれません。
こうした人気クイズ形式の1つにグアムの「泥んこクイズ」も入っていたのは確かのようです。
私達、構成作家にとっては、お馴染みのクイズ形式が増えれば、新たに考える作業がなくなりますので有り難い事なのでした。
これはたまたまグアムに粘りの強い土があったのと、コバルト・ブルーの綺麗な海とドロンコまみれの敗者の姿が対照的な効果を発揮して、人気のクイズ形式に成長したのです。
最初の頃は、挑戦者が○×のパネルに飛び込むのを怖がって、上手に飛び込む事が出来ない場面がありました。
それを解消するため、事前のリハーサルでアシスタント・ディレクターが見本の飛び込みをするのです。
ところが、アシスタントだって、初めての時は怖いので、頭から勢い良く突っ込んで行く事ができません。
それを繰り返しているうちに、PのA氏が怒って激を飛ばすように言いました。
「キミ達は怖がっているから駄目なんだ。そんな飛込みでは鞭打ち症になってしまう。俺が手本を示すから良く見ていろ!」
と叫ぶや、ボードに向かって勢い良く飛び込んで行きました。
彼は、当時で言う「張り切りボーイ」で、日頃スタッフを厳しく叱責するので、若いスタッフは萎縮してしまうという傾向があったのです。
その彼が泥んこのプールに飛び込んで、その後は?
みんなが固唾を飲んで見守ったのですが、彼は泥んこの中から立ち上がって来ないのです。
勢い余って泥んこの中に頭が刺さってしまったような状態で、起き上がれなくなっていたのです。
あまりに可笑しい光景ですが、大声で笑う事が出来ません。
みんな後ろを向いて口を押さえて、クスクス笑うしかありませんでした。
そんな出来事を乗り越えて、本当に笑える楽しいクイズ形式に育っていったのでした。
でも、この人気の○×泥んこクイズは廃止が検討されたのでした。
原因は、下手をすると、「鞭打ち症になる危険性がある」と指摘してきた視聴者がいたからです。
確かに鞭打ち症のような状況を申告してきた敗者もいたらしいのです。
らしい、とは無責任な表現ですが、現場でそんな話を聞いた事が無く、同行のドクターから帰国後に聞いた話です。
そんな事実を知ってしまったら無視は出来ませんので、或る回のシーズン・オフの時にスポーツ医学の専門家にVTRを見せて、判断を仰いだ事があります。
結果は「なるべくなら避けるべき」というお話でした。
幸いにして、過去の泥んこクイズで深刻な怪我人は出ていませんでしたが、もし、その後番組が続いたとしたら、おそらく中止になったいたでしょうね。
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>城明日華@TeNYさん
幼稚園の頃からのウルトラファンとは、驚きました。3つコメントを頂きましたが、纏めてご返事します。これからもブログのチェックをお願いしますね。
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はじめまして私も幼稚園の頃からウルトラクイズのファンでした!泥んこクイズ見て泥まみれになった時の両腕と両脚は長手袋はめてニーハイブーツ履いてるみたいに見えた
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そんな危ない状況もあったんですね…。
指摘されている方のように11回王者もジャックナイフのような感じになっていましたし、中には一回転して背中から落ちる人、頭から入って福留さんが思わず「あー!行っちゃった!」と叫んだ程危険に見えたもの…実に様々でしたけど、見ている方には実に楽しませていただいたクイズでした。
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>ニポさん
子供の頃からウルトラクイズを見ていただいて、有難うございました。
泥にまみれた敗者は、その後、浜辺にあるシャワーで、綺麗に洗っていました。
敗者復活した人も、浜辺のシャワーで洗い流していたように記憶しています。
今年もブログを宜しくお願いします。
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はじめまして、子供ながらに疑問に思ったのですがありコメントさせてもらいました。
泥んこクイズで敗者復活した人はどこで泥を落としているのですか?
また、敗者の人は海で泥を落とした後どのように帰宅させられるんですか?
もしよかったら回答願います。
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小学生の時に12回のウルトラクイズを見てそれからファンになりました。
泥んこクイズの敗者の海での泥を落とす場面がありますが泥は海で落としきれたのかという疑問と、敗者復活があったときは、最後に敗者と一緒に敗者復活した方も一緒に海で泥を落としていたのですかね?
子供ながらに疑問に思っていました。
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>シャングリラさん
その映像の細かい記憶はありませんが、多分スタッフの被害状況が面白かったので、編集で削らなかったのでしょうね。
結構、写らない場面でもスタッフは苦労をしているのです。また、感想をお寄せください。
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>ボブ彦さん
いつもコメント有難うございます。
プロデューサーはしばらく、鞭打ちみたいにぼやいていましたが、後遺症は全くありませんでした。だから、番組でも長いこと続けたのでした。
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>九州のベンさん
コメント有難うございました。
細かい記憶に驚きです。
あれは飛び込み方によっては首を痛める危険を指摘されていましたので、事故がなくて幸せだったといえる形式です。
また、コメントをお寄せください
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>マリック山北さん
見ていると面白いですが、やったら大変です。
あの泥んこは、洗ってもなかなか落ちない粘っこさがあるのです。
また、感想をお寄せください。
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泥んこクイズといえば、第12回,だったと思いますが、挑戦者がダイブしてへこんだマットが戻る時の反動でスタッフの方が泥プールに落っこちてしまったあの光景が忘れられません。
放送で見たのはあの一回だけですが、泥プールに落ちてしまうスタッフの方は多かったのでしょうか?
愉快なハプニングと言っては失礼かもですが、このシーンも楽しく見させてもらいました。
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プロデューサーのAさんのその後が気になります。
後遺症などは残っていないのでしょうか?
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確かにファンから多大な人気があって、10周年記念の
番組があったときにもこれだけでコーナーがあった記憶が
あります。ただ、言われているように飛び込み方が悪いと
怪我のおそれとかは考えられましたし、確か11回の
稲川さんだと思うのですが、顔面からマットに突っ込んで
しまい、腰を押さえてしたシーンもあったように思います。
見ているほうは笑ってしまうようなシーンでも、場合に
よっては洒落にならなくなるような事もあるのですね。
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私も泥んこクイズやってみたかったですね。