クイズ研究会

メリカ横断ウルトラクイズは、放送当時、社会に様々な影響を及ぼしていました。
それだけ注目された番組だったわけで、関係者としては勲章を戴いたような有難い事でした。
その中に、多くの大学に「クイズ研究会」というサークルが誕生したのも、ウルトラクイズの影響もあったかと思います。
私たちスタッフは、クイズに興味を持った人が増えるのは大歓迎で、特に東京ドームの第一次予選には、各大学のクイズ研の幟が沢山立てられて、お祭り気分を盛り上げてくれました。

後楽園予選

間伝えられるでは、ウルトラクイズのスタッフはクイズ研を嫌っていた、という話を聞いたのですが、決してそのような事実はありません。
むしろ感謝こそすれ、大切なクイズファンを嫌ったり、警戒したりなどありえないのです。
だ、各大学のクイズ研は、毎年自分達でタイムリーなクイズ問題を作って、ウルトラクイズへのシュミレーションを重ねていたのは想像出来ます。
特に第一問の自由の女神に関する問題などは、クイズ研がどのような問題を作っていたのか、大変興味がありました。
でも、予想通りの問題だったという話は、どこのクイズ研からも聞こえてこないので、予想が当たったという事は無かったのでしょうね。
年のことながら、クイズ研の人達が勝ち残ると、タイムリーな問題の正解率は確かに高かったように思います。
ですから、或る意味では我々の問題制作スタッフと、クイズ研との問題制作の戦いだったような気分もありました。
とはいえ、ウルトラクイズは一部のクイズマニアだけの番組ではない、と声高に発言していた関係者もいましたので、それが巡り巡ってクイズ研を嫌っていた、というように誤解を生んだのかもしれません。

「クイズ研究会」への3件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    >つば九郎ロッキーズさん
    いつもブログをチェック頂き有難うございます。
    クイズを勉強すると言うのは、知識を増やすわけですから、とても良い事だと思いますよ。
    但し、普通の人が知らなくても良い事まで、クイズの問題にして、競い合う傾向はあまり感心しませんね。ウルトラクイズでは、片寄った知識の問題は、出題しないように心掛けていましたので、共感を得ていたのだと思います。
    クイズ番組の作り手の考えで、番組の支持率が変わってくるのですね。この辺を良く解っている人に制作して欲しいですね。
    また、コメントをお寄せ下さい。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    こんばんは、クイズ研究会と言えば、ウルトラクイズに出たかった自分にとって絶対に戦ってやりたい相手でした。
    彼等を倒さない限りは何処も勝ち進めないと思ってましたから、学校の勉強そっちのけでクイズの勉強ばっかりしてました。
    その反動が今、出てしまってますけど・・・。

  3. SECRET: 0
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    こんにちは。
    後期ウルトラを最近ずっと見てますが、クイズ研究会は強かったですね。
    それこそクイズ研が嫌われていたという話が出るくらい。最近は「社会に出て社会人となった元・クイズ研はどういう立ち位置になるんだろう?」なんて考えたりもしてました。
    多分現役対元職の構図になった第12回の準決勝ゲティスバーグの「気力での圧倒し合い」のような戦いがもっと増えていたのではないでしょうか。
    第11回と13回の準決勝があまりに強烈なだけに、あまり言われない12回ゲティスバーグですが、私は前哨戦のライバル指名から瀬間さんの一抜け、阿部さんの通過阻止、大江さんの通過に至る一見さらっと流れたような展開の底流には気力での圧倒仕合いがあったように思えます(特に勝ち抜け決定の問題はどちらも、気力で阻止を阻止していた感がありましたね)。
    こればかりは勝負の世界ですからどうにもならないのですが、個人的には、現役対元職によるこの手の静かな対決ももっと見たかったところです。
    脱線失礼しました。

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