アメリカ横断ウルトラクイズでは、アメリカにある知名度の高い場所で、クイズを行いました。
ところで先日、世界中を駆け巡ったニュースで、ボストン・マラソンでの、爆破テロの映像が流されました。
犯人を捜す捜査員達の姿がテレビ画面に流れましたが、中でも私の目を惹いたのは、FBIと大きくロゴの入ったウインドブレーカーを着た捜査員達の姿でした。
このニュースに限らず、アメリカで大きな事件が発生すると、必ず連邦捜査局FBIが登場します。
映画やテレビドラマにもFBIは登場するので、ご存知の方は多いと思いますが、アメリカ全土にわたって捜査をするような事件はFBIが担当するのですね。
ドラマでは州警察や市の警察と縄張りを巡って、対立をしたりしていますが、いずれにしてもFBIはアメリカ国民にとっては正義の味方で、青少年の憧れの存在であるのは間違いありません。
我が、ウルトラクイズも第6回にワシントンにあるFBIの学校を訪れ、ここでクイズを行った事がありました。
学校ですから、卒業したらFBIの職員になる生徒達が全米から集まっています。
いや、アメリカだけでなく外国の警察官が研修で留学していたりして、日本の警察官でも、この学校で教育を受けた人が沢山居るのだそうです。
ウルトラクイズでも、その授業のホンの一部を体験させてもらい、番組の中でも紹介されました。
この時、我々スタッフは学校の食堂で、FBIの生徒達と同じ昼食を食べました。
食堂ですから日本の社員食堂と似たような雰囲気でしたが、中味は鳥や豚、牛など肉を中心としたボリュームのある料理が数多くあって、ビュッフェ形式なので、好きなだけ自分で取って食べた思い出があります。
当時の感覚ではアメリカの学生は贅沢だなあ、という思いがありました。
そんな事があって、学生の購買部へ行ってみると、FBIのロゴの入ったキャップ、ジャンパー、ウインドブレーカーなどが売られていました。
これはお土産としても、喜ばれる商品に思えたので、私も何点か買い求めました。
勿論、スタッフのほとんどが何らかの品物を買ったのは言うまでもありません。
その時に買ったウインドブレーカーは、ロケの時の雨避けには最適で、良く使用しました。
でも、難を言えばFBIという文字が目立ちすぎて一寸気恥ずかしい事もありましたが、実用品としては、実に役立ちました。
聞くところによると、本物の職員が着ている衣装と、お土産の製品はロゴが、少し違うという事なので、このような衣装で成りすましの犯罪は防ぐように手当てされているそうです。
ボストンの話に戻りますが、背中にFBIの文字が書かれたコートを羽織った係員が、キビキビと働く姿をニュース映像で見て、何故かウルトラクイズのロケを懐かしく思い起こしました。
それにしても、あの時代には現代ほどテロも起きておらず、好きな場所でロケが慣行出来たので、良い時代だったと言えるでしょうね。
だって、今ならFBIの衣装を着た東洋人が、カメラを持ってウロウロ街中を歩いていたら 「怪しい奴!」とたちまち通報されてしまうでしょう。
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>dixieさん
コメント有難うございました。
6回にワシントンまで進まれたのですね。大したものです。懐かしいですね。当時の思い出をまたコメントしてください。出来ればブログでご紹介したいと考えています。
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FBIアカデミー。忘れられませんね。なんてったって唯一敗れた場所ですから(^o^)
初出場で怖いもの無しで勝ち抜いて来たものの、ニューヨークを前にして早押しの手がぜんぜん動かず、留さんに叱られてました(^o^)
クイズ中も訓練をしていたのか、大きな大砲の音で中断してましたね。びっくりするのと中断時間で緊張がほぐれていました。
私もショップでエンブレムつきのポロシャツを買いました。
そう、あと、セットで使っていた射撃用の人型の的とチェックポイント通過の時のメダルをスタッフにねだってお土産にさせてもらいました。
そして東京直行。
懐かしい限りです。
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>月舟さん
いつもコメント有難うございます。
あの時代は、平和な時代だったので、アメリカでの、ロケが比較的ラクに出来ましたが、9.11以降だったら、難しくなったでしょうね。
まあ、時代に救われた番組だったのかもしれません。
世の中の動きは、常に時代に合わせて動いているので、今同じ事を繰り返しても、ヒットになるとは限らないと思いますよ。制作者というものは、その辺を良く理解しなければ、当たる番組は出来ません。
現在、大当たりの番組が少ないのは、その辺の理解度の問題でしょうね。
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ボストンの爆破テロには大変驚きました。
遡れば我らが憧れの地、ニューヨークもテロの悲劇に見舞われました。あれは9月のことだったので、ウルトラが続いていたらその回はどうなっただろうと当時に思いました。
今では何かと寛大だったアメリカでの撮影場所もいろいろ規制が掛かることでしょう。
そう思うと『アメリカ横断ウルトラクイズ』はアメリカの情勢、日本の経済、日本人の心と夢が全て丁度よく重なった時代だから生まれた、生きられた番組だったのですね。
だからたとえ日本経済が上向いて制作費が確保できたとしても、私たちファンはともかく一般視聴者が振り向いてくれるでしょうか。
私はウルトラには普遍的ないつの世でも人の心を掴む夢があると思うのですが、これもファンゆえの贔屓目なのでしょうか? それだとさみしいな…。