アメリカ横断ウルトラ・クイズでは、沢山のクイズ問題が作られました。
今、その問題を読み返してみると、結構興味の持てる歴史的な事実が覗けたりします。
私自身の経験では、中学、高校時代に歴史という科目は好きではなかったし、覚えるのも苦手でした。
でも、今クイズ問題で歴史に関する問題を見ると、興味が沸いてきて、更に詳しく知りたくなります。
昔、自分が学生時代に、このくらい興味が持てる教科書があったら良かったのに、という思いがしてきました。
といって、別に教科書問題にクレームをつけている訳では有りませんので、誤解の無いようにこの先をお読みください。
例えば第12回のグアムでの○×問題を振り返ってみましょう。
問・船が出港する時に5色のテープを投げる習慣は日本人が始めたものである。
答・○
解説
1915年に日本からアメリカに移住する、森野庄吉さんという方が初めてテープを投げた事に始まっています。
という事が解ると、あの有名なタイタニック号の出港の場面では、当然テープが乱れ飛ぶような場面はあり得ません。何故ならタイタニック号が出港したのは1912年ですから、まだそのような習慣が生まれていなかった事が解ってきます。
このような事実を知るのが歴史の面白さなのでしょうね。
また、同じ回のグアムの○×で、この様な問題も出題されています。
問・横浜の外人墓地に初めて埋葬されたのは、ペリーが率いる黒船の乗組員だった。
答・○
解説
1854年に第1号のロバート・ウイリアムスさんという船員が埋葬されていました。
ぺリーが4隻の「黒船」を率いて浦賀沖に姿を見せたのは1853年の事でした。当時の記録を調べると、その頃、日本で作られていた最大の船に比べて
黒船は何と25倍も大きな姿だったと伝えられています。
この様な巨大な船でやってきて、鎖国をやめて開国して欲しい、と迫って来たのですから日本国中が大騒ぎになるのは当然です。
一体どのような騒ぎになったのか興味が沸いてきますね。これが幕末の歴史的大事件で、無関心な人でも歴史に少しは興味が向いてきます。
黒船の乗組員は1年間も日本で何をしていたのだろう?
現実は、ペリーは1度引き揚げ、翌年に今度は7隻の黒船を率いてやって来ていたのです。
1854年の事ですね。
この時に乗組員のロバートさんが亡くなり、横浜の外人墓地の埋葬者第1号になった事が解ります。
この様に一問のクイズ問題をきっかけに、歴史的な出来事を覗いて見るというのも、クイズの楽しみ方と言えるでしょう。
その意味ではテレビ番組で、もうちょっとクイズ番組があっても良いと思いますねえ。
お父さん、お母さんどうですか?
SECRET: 0
PASS:
>まささん
クイズで楽しみながら知識を増やす、これこそ生きた勉強と言えるでしょう。それをきっかけにもっと詳しく調べる、知識をその様に膨らませるのが理想かも知れません。
SECRET: 0
PASS:
>城明日華@TeNYさん
調べると奥深いのが面白い問題になります。
SECRET: 0
PASS:
>マル51さん
クイズは知らなくても勘で正解する事もあります。だからみんなで楽しめるゲームなのでしょうね。
SECRET: 0
PASS:
>マル51さん
ドリアン助川君の事は良く覚えています。彼は私の会社でアルバイトをしていて、とても礼儀正しい好青年でした。その後、あのようなスタイルで現れたので、昔を知る者は仰天しました。別の道を選んだ理由は解りませんが、当時から才能はある青年でした。
SECRET: 0
PASS:
>まんねん♂さん
クイズが知識の源になった人は沢山いると思いますよ。クイズは知的好奇心を満足させるためのゲームですから。だからクイズ好きの人は幅があって、人間味が出るのだと思っています。
SECRET: 0
PASS:
>月舟さん
マニアック、とても良い趣味だと思います。私はただ幅広く、浅くなので、深く追及するマニアックな人をうらやましく眺めています。
SECRET: 0
PASS:
学校の社会科は苦手でしたが、ウルトラでの歴史問題は不思議と覚えやすかったのを記憶しております。
中学の時、先生が持っていた英語の辞書の表紙にラッシュモア山の4大統領が載っており、名前を言ったら、リンカーンは何代目かを聞かれ、16代と即答したらビックリされたのを思い出しました。
ウルトラで覚えた知識は幅広く、年齢は関係ないですね。
SECRET: 0
PASS:
奥深い
SECRET: 0
PASS:
そういえばこの年の問題に
「北海道の網走刑務所では正月3が日だけ使い捨てカイロが支給される○か×か?」
なんてありましたけど、いくら刑務所でもストーブはあるでしょうし、カイロなんて持っていたら悪いことに使うだろうしわかりそうな気もしますがこの問題に答えた女性は不正解で綺麗な泥人形になってしまいましたよね。
SECRET: 0
PASS:
ももクロをよく知らないtsutomuさんの様に、同じ12回では、少年隊を知らない最年長挑戦者に
「幕末の頃、『少年隊』というグループがあった。」
という問題を出してましたね。結果○を選んで正解したのを覚えてます。
SECRET: 0
PASS:
何かと話題の「東京都知事」だった青島幸男さんの娘・美幸さんが問題作成していた事はウルトラファンであれば有名ですよね。
初回のハワイで、父親の作品の問題が出て、tsutomuさんが書いた単行本で注釈として紹介されてますからね。
あと、tsutomuさんは御記憶にないと思いますが、13回にはドリアン助川さんがスタッフの一員だったのです。確認すると、1週目のエンドロールに「本名」で出てました。
他にも、16+1年の歴史で、実はウルトラクイズに関わっていた有名人がいたかもしれませんね。
SECRET: 0
PASS:
単にクイズと侮る事なかれ…あっしの頭の中の知識の大半はそのクイズの問題から派生したもの…といってもおかしくはないと思います。それだけの好奇心・探究心が学生の頃に生まれていれば…というのは当時の先生が思う事なのでしょうね。
当のあっし自身はそのクイズがあった故に色んな事を学べた…と言い換えることができます。
もちろん、実生活に役立つ事は一握りもないのかもしれません。
ですが…何か、こう…頭が健康を維持していられると言いますか。うまく説明できないもどかしさはあるのですが、もし、あの時代からクイズというものがなかったら、今と比べて格段につまらない人生を歩んでいたのかもしれません。
大げさに聞こえるかもしれませんが、それほど「センセーショナル」な衝撃でした。
SECRET: 0
PASS:
私は日本史が好きなのですが、縄文時代と幕末史が大好きです。
縄文時代は未だ不明な点が多いので、自由にいろいろイメージする楽しさがあります。定かではないので問題を作りにくい。考古学に踏み込むと問題がマニアックに。
幕末史は熱い志を感じるのと、文献なども残っているので一日単位で分かる行動と自身の言葉で追体験するような面白さがあります。
熱狂的ファンもいるこの時代も一般的な有名人物が限られて、出来事・人物とも深入りするとマニアックに。
結局、私の趣味がマニアックということか…(泣)