優雅な旅を楽しんだのは誰?

メリカ横断ウルトラ・クイズのロケは飛行機やバスでの移動が基本でした。
しかし、時には優雅な列車の旅も有りました。
私の記憶では第12回のアラスカ鉄道の旅は、滅多に味わえない優雅な旅だったと言えるでしょうね。

alaska_rail

但し、全員が優雅な旅を楽しんだ訳ではなく、中には旅の間中ドキドキ不安を感じながら列車に乗っていた人達も居ました。
もう少し、詳しく説明しないと訳が解りませんね。

の回は北極圏のバローへ行って、その次のチェックポイントがアラスカ州の真ん中に位置するフェアバンクスからアラスカ鉄道に乗り、終点のアンカレッジまで560km、12時間かけて列車の旅をするというものでした。
このアラスカ鉄道は、アメリカ人ならお金を貯めて一生に一度は乗ってみたいと言われる豪華な列車です。
オリエント急行もぶっ飛ぶような豪華な作り、列車の屋根は紅葉の山々がしっかり望めるように透明の強化ガラスで覆われ、スイス、アルプス、チョモランマみんなまとめてさようなら、と言われるくらい美しい山々が望めます。

alaska_rail_MidnightSun

この列車で、アンカレッジまで旅をするのですが、その間にクイズをしなければなりません。
形式は勝ち抜けクイズ、負けぬけクイズ、の2つのパターンがあり、どちらにも入れなかった人は宙ぶらりん組となって、いつどこでクイズが行われるかわからないという不安定な状況に置かれてしまいます。
この列車に乗り込んだ人は最初18名でした。
そこで、最初の3択クイズが出されました。

・アラスカ鉄道が建設された目的は?
1、エスキモーやインディアンとの交易のため
2、石炭を運搬するため
3、ゴールドラッシの鉱夫を運搬するため

・この広大なアラスカは人口密度が低く、1・7平方キロに一人の割合ですが、グリズリーの密度は何平方キロに一頭?
1、6平方キロ
2、60平方キロ
3、160平方キロ

Grizzly

正解、②、③

この2問を正解したのはたったの3名でした。
この3名は勝ち抜けですから、もうクイズから解放され、ゆっくりと車窓からアラスカの景色を楽しみながらアンカレジまで旅を楽しむ権利が与えられました。
このアラスカ鉄道の車窓からは、雪で白く薄化粧をした山々が望め、中腹から裾野にかけては、赤、黄、緑が入り混じった紅葉の風景。
更に大地に横たわる川は清く澄み、遡るキングサーモンの背びれが車窓から見えるという夢のような景色です。
地球上の大自然の中に、まだこの様な風景が残っていたのか、と感動の連続です。
おそらく歴代の挑戦者の中で、1番優雅な旅を楽しんだのはこの3名のような気がします。
しかし、喜ぶ人の陰には苦しむ人がいる、これが世の法則。
残る15名は駅で停車する度にクイズが行われ、ドキドキ、ハラハラの連続で楽しい旅どころではありません。
しかも、負ければアラスカの荒野に取り残されるというキツーイ罰ゲームが待ち受けていました。
最初に乗車した18名の内、途中でポツリ、ポツリと置き去りにされ、アンカッレッジに辿り着いたのは15名。
残る3名は、淋しい、悲しい体験をさせられたのです。
勝てば天国、負ければ地獄、それがウルトラクイズの基本精神でした。

「優雅な旅を楽しんだのは誰?」への16件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    >マル51さん
    文章を公開するといろんな反応があるのが世の中です。意にそぐわない反応は無視するか、反撃するか、それは自由です。頭に来た、と自分で抱えこまず、意見に反論したら気分が晴れると思いますよ。

  2. SECRET: 0
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    >tsutomuさん
    その日観たニュースの感想を書き込んだだけなのに、自分に中傷メールが届いて、「モラルがないのか?」と言われました。
    うつ病の自分はこれを見て我慢できず、ワァーと叫んでしまいました。悔しいです。ムカつきます。
    何で知らない奴に説教されなきゃいけないんだ!
    コメントの内容ぐらい自由じゃないか。
    ブログのテーマ通りじゃないといけないのか。
    マズいことなら承認しないハズですし、起きたことを書いただけだし、何も事故を起こした当人には一切触れてません。
    じゃあなんですか、他の人みたいに某○○ばっかり書いとけって事なんですか?
    ある程度実名かヒントを出さなきゃワケがわからないでしょ!
    マスコミじゃないけど、これこそ「表現の自由」が出来ないでしょうが。
    本当は、自分だってアラスカ鉄道の事を語りたかったです。
    しかし、この時代はビデオに録画して何度も観ている人達が多くて、殆どコメントのネタが思ったこととカブって、全くなかったのですよ。
    それがあって、鉄道つながりで、ニュースの事を書き込んだのです。
    新年早々、長文になりましたが、今回の事についてどう思われましたか?
    自分はこれにめげず、今年も思いついたらどんどん書き込んでいきます。
    引き続き、よろしくお願いします!!

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    >マル51さん
    確かに新幹線に踏み切りって、おかしいですよね。事故が無ければ誰も知らないことかもしれません。

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    >まささん
    あの回はテレビが夢を与える、という事の代表的なシーンが沢山有りました。それは常に心がけていた事ですが、特に強調出来たようですね。

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    >モジャくんさん
    言葉の規制は時代によってどんどん変化しています。人権問題が世界的に広がったという証でしょうか。個人的には、表現は自由であるべきだと思います。だって西部劇でインディアンとネイティブアメリカンじゃ、まるでイメージが違いますものね。

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    >勇司さん
    他のクイズ番組まで、すごい記憶力ですね。
    あの回は移動距離も長く、沢山の思い出が詰まった特別な回だったかも知れません。視聴者の皆さんにも、多くの記憶を残したようで、テレビの影響力に今更ながら驚いています。

  7. SECRET: 0
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    >まんねん♂さん
    クイズの進行状態を良くご記憶ですね。それだけ皆さんに愛された番組を作っていた事は、我々スタッフの誇りだと思います。

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    >月舟さん
    あの頃は初期の演出体制が退いて、新しいチームが組まれた時代だったので、みんな張り切って作っていました。ヘリの追跡シーンなどはスペクタクル映画を意識して、映像としてもテレビの限界に近い物だったと思っています。そんな事が許される予算があったからですが。結論は良い時代だったという事でしょう。

  9. SECRET: 0
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    今日、山形新幹線が踏切で乗用車と衝突したニュースが流れました。
    7回の後楽園では「新幹線に踏切はない」と出題されましたが、山形新幹線は在来線を通っている為、まだまだこういう事が起きてますね。
    JRに早く高架化して、せめて新幹線が通る線路の踏切を撤廃してもらいたいです。

  10. SECRET: 0
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    テレビを見て一生に一度は乗ってみたいと思いました。
    敗者が置き去りになる方式はウルトラの基本理念を挑戦者と視聴者に見せたきつーい方式でが、見てて楽しかったり、それでも挑戦したかったりでした。

  11. SECRET: 0
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    初めてウルトラクイズに参加(つまり初の東京ドームでウルトラデビュー)した年のことですね。このアラスカ鉄道のことはテレビで拝見していて鮮烈に覚えています。
    さて、三択問題の選択肢に「エスキモーやインディアンとの交易」とありましたが、今では「イヌイットやネイティブアメリカンとの交易」というべきでしょうね。時代は変わりましたね。

  12. SECRET: 0
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    このアラスカ鉄道、のちに『水曜どうでしょう』でも登場して、日本での認知度が高くなりましたね。
    アラスカ鉄道で最初に勝ち抜け、優雅な旅をした3名(渡辺恵さん、内田久美子さん、南部和代さん)が、アラスカ鉄道直後のチェックポイントのサンフランシスコ→パシフィカ→ラスベガスで次々と脱落して、「揺り戻し」ってあるんだなと、ウルトラの怖さを見せつけられました。
    また、この第12回は、第8回でベスト4になった内野渉さん、ベスト7の阿部実さんが再びアメリカ大陸上陸を果たしたので、「2度、アメリカ本土には渡れない」ジンクスを破った回でもありましたよね。
    その内野さんが、アラスカ鉄道最初の置いてきぼりクイズ(川に張った氷が溶け出す日時を当てる)で、脱落して、テレビで応援してたからショックでした(5年後、直接お会いする機会があり、そのことを話したら、本人苦笑してましたが(笑))。
    その置いてきぼりクイズの問題が、たしか数年後、TBSで放送されてたクイズ番組『わいわいスポーツ塾』(だったかな)でも、全く同じ問題として出題され、「こういったクイズがまさか“ベタ”になるなんて」と、ある意味衝撃的でしたが、オリジナルとして作成、出題したウルトラのスタッフの凄さに尊敬しました。

  13. SECRET: 0
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    3つのチェックポイントで3人様が1人ずつ落っこちていったという、不思議な現象が起こってしまったんですよ。
    アラスカ鉄道は個人的にも行ってみたいと思いました。日本での喧騒や日常を忘れるには正にもってこいだと。
    距離560km…今だと飛行機でも使えばあっという間です。そこをのんびりと半日かけて走るなんて、何とも贅沢なものですよね。
    その3人様は確かに「ウルトラ史上、最も優雅な旅」を楽しんだというのも納得です。
    ですが、そこはウルトラクイズ…最もクイズの醍醐味を味わった人…と言えば、その後ブラジルまで勝ち残った「キヤノン」ことSさんでしたでしょうね。
    最後まで宙ぶらりんで、短い停車時間でのクイズの途中でKさんと置き去り、辛うじて勝つと置き去りになったKさんへの思いと、勝つ事への厳しさに打ちひしがれて号泣。その後、大好きなサッカー場でサッカーを使ったクイズで敗退、罰ゲームにはプロ選手の手ほどきによる猛練習…。
    見ていて羨む展開でした。
    しかし…視聴者としては、どんな形式であったにしろ「クイズに参加して旅をする」皆さんが、最も羨む存在でした。

  14. SECRET: 0
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    アラスカ鉄道は、風景・移動する乗り物・ヘリによる勝者救出などウルトラ最高のスケールでお気に入りのチェックポイントです!
    映像もよい季節で景色も最高だし、アップの機関車両から客車がなだらかなカーブを描きながら遥か向こうまで長く長く連なっている美しい姿は旅情という情緒的なものを飛び越えてひたすらカッコよかったです。
    ヘリでの救出劇も、勝者を乗せて列車を追うという状況だけでもゾクゾクするのに、さらに列車を追うヘリの構図をもう一機で狙うなんて、アクション映画も真っ青のスペクタクルシーンでした。
    こういう映像こそ、高画質・大画面で見たい!!

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