アメリカ横断ウルトラクイズの挑戦者は、17回の内チャンピオンになった17名以外は、どこかで敗者の汚名を着せられています。
一番早い人は東京ドームの○×問題で敗者になっていますが、あの難関を通過しても、次々と戦いの場が設けられ、知力、体力、時の運を賭けて、そのどこかで敗者になる運命が待ち受けています。
その敗者には例外なく罰ゲームというおまけ付き。
この番組は、敗者が主役のウルトラクイズですから、我々も知恵を絞り、主役が引き立つような罰をあれこれ考えました。
その中でも、特にツキに見放された敗者は誰か考えたところ、思いつくのは第8回で、グアムの敗者になった男性です。
彼こそツキに見放され、罰ゲームに見込まれて散々な体験をさせられています。
グアムでは○×問題で、25人がハワイ行きの切符を手にしました。
通常ならば、これでハワイまでは安心して旅の気分を楽しめるところですが、そうは問屋がおろしません。
この夜は満点の星を眺め、波の音を楽しみながら浜辺で大宴会が開かれたのです。
飲めや歌えや、フリードリンクは飲み放題。
トロピカルドリンクで、良い気分になった挑戦者がコテージに戻り、ベッドに入ったのが午前2時過ぎでした。
1日の疲れで、ぐっすり寝込んだ午前4時、彼らの寝入りばなを襲って、早押しクイズをやろうという訳です。
題して「時差ボケ調整、暁の奇襲作戦、敗者たらいまわしクイズ」というものです。
ルールは簡単、2人1組で寝ている部屋を急襲し、寝ぼけマナコの挑戦者を起こして早押しクイズで対戦させます。
勝てばそのままベッドで眠りに付く事が出来ますが、負けると大変。
荷物をまとめて、次の部屋へ移動です。そして、寝ている2人を起こして3人で早押しクイズを行います。敗れた1人が又次の部屋へ、と次々と敗者がたらいまわしにされ、25人の中で最後に敗れた1人が敗者に決定というものでした。
つまり、夜中じゅうグルグルクイズを行い、生贄を1人だけ選ぶというものでした。
この「暁の奇襲作戦」で選ばれた敗者さんは、負けた後でも、まだ夢見心地で状況を把握していない様子でした。
そこで気の毒な彼を慰めてあげようと、グアムで最上級の食材を使った夕食会が開かれたのです。
会場は何とグアムの墓地。
料理はファニヒの姿煮というスペシャル・メニュー。
周囲が真っ暗な墓地で、レストランから届いたファニヒを闇鍋状態で食べさせられた敗者さん、「美味しい、美味しい」と食べていたその時です。
突然周囲に照明の電気が煌々と点きました。
と、同時に皿の上のファニヒの姿煮が目に飛び込んだのです。
グアムの名物料理、ファニヒとは日本語の「大コウモリ」だったのです。
ギャー!と叫んでもあとの祭り。
すでに大半のお肉は彼の胃の中に収まっていたのでした。
敗者が主役の番組だけに、放送後彼へのファンレターが多数舞い込みました。
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>アーチェ=ファンタジアさん
何時の場合も敗者はツキに見放されて敗者になるのでしょう。ツキって不思議なものです。
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>ゆうのすけさん
敗者の事を良くご記憶で感心してしまいます。
奇襲クイズは我々のクイズ形式の中でも、良く出来た部類だと思います。
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14回のタヒチのゲリラクイズの敗者の方もツキに見放された感がありますね
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第8回のグアムの奇襲クイズ、僕もおぼえています。せっかくどろんこを免れたというのに、夜中に突然起こされて早押しハットをかぶってクイズ、「そりゃないぜ」と思った挑戦者が何と多かったことか…。
それだけでなく、第11回では深夜トレード早押しクイズもありました。以前の記事のコメントでも触れましたが、そのクイズで3人ともごっそり入れ替わるという、J1とJ2の入れ替えかのような結果になりました。そこからレイソルのごとく(笑)、優勝まで上り詰めた稲川さんは改めてすごいと思います。
そして第13回、枕を使っての○×クイズ。さすがに「イエス・ノー枕」は使えませんでしたが(笑)、やはり眠い中でのクイズはきつかったと思います。そしてここで敗れた小林さんも、ツキに見放された敗者と言えましょう。前年のアラスカ鉄道に続き、2年連続で置き去りとなったのですから。
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奇襲クイズ楽しみにしてました。
参加者の皆さんは、大変だったと思います。
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夜襲は初めてでしたからね。
くじで対戦部屋が決まるから運が悪かったとしかいえない感じがします。
びっくりしてなかなか部屋に入れてくれない状況にならなかったですか?
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思い起こせば、ウルトラクイズの歴史の中で2度も奇襲Qを経験したのは道蔦さんぐらいではないですか?
5回のハワイの空港での○×に続き、このたらい回しの早押しに「またかよぉ」って思ったでしょうね。
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悲惨
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はじめまして、こんばんは。ノリです。
第8回の時からウルトラクイズを見てました。
ドロンコクイズなども初めて知りました。
奇襲クイズはかすかに覚えていますが、
本を見たところ罰ゲームは確かに恐怖でした。
気の毒な敗者でもうひとつ記憶にあるのは第17回の深夜の出前クイズです。
団体クイズのワースト3人が出前クイズを行って、真の敗者がホテルにおいてけぼりにされる設定でした。
本当にかわいそうですね。はい。
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あの名セリフ
「ウルトラクイズって信じちゃいけない番組だったんですね。」
が生まれたクイズですね。
夜中に急にクイズをやることになった挑戦者が思わず言ったセリフ。ウルトラクイズの全てを表していますね。
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この『闇鍋』的罰ゲームは何度かありましたね。
それにしても最初に食べた人はよっぽどお腹が空いてたんですかねェ…。よりによって何であんなものを(泣)