文学の問題の視点は三つです

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、事象の全体を捕える、中味の一部、細部と三つの視点から問題は作られていました。

問題の難易度は全体は易しい、中味は中程度、細部は難しいと我々は考えて問題を配分していたのです。

例えば文学の問題としましょう。全体の場合は作品を上げ、作者は誰? といった単純な問題です。

中程度は、作品を読んでいる、或は筋書きだけは知っている。従って作品のテーマ、登場人物などを問う事が多いでしょう。

細部は作品をしっかり読んでいる。このような人なら答えられる問題であり、作品を理解していると見るべきでしょう。

以上説明した事を念頭に置き、文学では難易度が高い問題をご紹介しましょう。

第六回のアラスカで出された「一対一早押しクイズ」での問題です。

問・川端康成の小説「雪国」の中で、一番最初に出て来るカタカナの言葉は何?

答・トンネル

解説 「国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった」というのが冒頭の文章で、作品を読んだ方なら記憶にあるでしょう。

内容は、学生時代の作者と温泉地・湯沢の芸者「駒子」の恋愛小説で、私小説の代表的な作品です。

文章の冒頭をクイズ問題にした例は、数々あり例えば島崎藤村の「夜明け前」の問題は以下の通りでした。

「木曽路はすべて山の中である」の書き出しで知られていて、国語の試験でも、この問題を経験した方は多い事でしょう。

また、夏目漱石の「坊ちゃん」の冒頭も問題で出されていましたので、記憶にある方もいるでしょう。

「親譲(おやゆずり)の無鉄砲で子供の時から損ばかりしている」。子供の時から「○○ばかり」を問う問題でした。

文学の問題は外国、日本を問わず毎回クイズ問題になっていて、文学全集にあるような代表作からの出題がほとんどです。

ウルトラクイズに限らず、クイズ・マニアには文学ファンが多いので、どの番組でも取り上げているのが現実ですね。

本日の裏話は、文学作品のクイズ問題に関する視点は三つあったという、今だから話せる内輪話でした。

今年のゴールデンウイークは、例年に無い長さですが、観光地や高速道路はガラスキです。

里帰りはダメ。家族で家に閉じこもる、何とも退屈な休暇ですがこんな時こそ、本棚の書籍を熟読出来るチャンス到来です。

折角、読書のお話をしたのですから、目を本箱に向けて有効利用しましょう。

今年の「コロナ騒動」は迷惑千番ですが、読書三昧で愉しむ事が出来れば少しは得した気分になれるのでは…気の持ちようです。

 

 

 

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