一番のクイズ問題

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を分類すると、何事によらず一番を問う問題が多数ありました。

発明、開拓、記録など森羅万象に「一番初めに○○したのは?」という設問ですが、人物、建造物など広い分野での問題です。

クイズ・マニアはこの事を知っていて、各学校に誕生した「クイズ研究会」ではナンバーワン問題の資料を作っていたそうです。

勿論、この話は優勝者から聞いた噂話で、その位勉強をしていたという事でしょう。

そう言えば、日本人で最初に○○を受賞した人は? との問題は毎回良く出されていましたね。

その一番を問う「難題」の部類に入る問題が、第14回のレイクミシガンで出されていました。

問・一九六一年に竣工した、世界初の原子力空母は?

答・エンタープライズ

解説 エンタープライズは英語で「冒険」「事業」等の意味があり、有名なのはアメリカ海軍の伝統的な艦名です。

と、いう理由で世界初の原子力空母にも伝統に従ってこの名が付けられました。

航空母艦ですから、甲板の大きさは桁外れでテレビの映像で観るだけで仰天してしまいます。

このエンタープライズが横須賀港に寄港する度に「原子力反対」のデモが繰り返されるなどニュースになりました。

世界初の被爆国である日本国民の感情からすれば、当然の行動と言えるでしょう。

さてこの戦艦は、一九六一年の竣工ですから半世紀以上になり、最長の就役年数を持ち同海軍の象徴となっています。

因みにエンタープライズの名は、言葉の意味からアメリカの戦艦だけに限らず、イギリスの戦艦にも同名があります。

更に「冒険」「事業」の意味で、気球、飛行船、NASAのスペースシャトルにもこの名が付いた事もあります。

また、イギリスの国際列車にも「エンタープライズ」の名が付けられており、言葉の響きが恰好良いのでしょうね。

原子力空母エンタープライズの母港は、バージニア州のノーフォークにあるアメリカ海軍基地です。

本日の裏話は、世界初のクイズ問題から英語の「冒険」「事業」を意味するエンタープライズの多目的な命名の話でした。

我々の番組枠「木曜スペシャル」では、エンタープライズの全てをご紹介する番組もありました。

その時は、甲板の広さを示す方法として当時のメジャーリーグのホームラン王をゲストにホームラン球を打ってもらいました。

とても良い当たりで、野球場なら場外ホームラン級の良い当たりでしたが、甲板の三分の一も飛ばなかったのです。

エンタープライズは、それほど大きな戦艦でした。食べ物でも飲み物でもアメリカ人はビッグ・サイズが大好きです。

そんな大きな国と戦争をしたのですから当時の日本人は肝っ玉が大きかったのですかね。向こう見ず、無鉄砲とも言えますね~。

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