第12回の思い出です

メリカ横断ウルトラクイズは30年以上も前から20年前に放送された昔の番組でした。
それが最近になって、CS放送の「ファミリー劇場」で、初めて再放送される事になり、ウルトラファンから大歓迎されていました。
では、ウルトラクイズを知らなかった世代の皆さんの反応はどうだったのか?
これが気になりましたが、私のブログへのコメントでは「合格!」といった評価が多いのでホッとしています。

確かに最近のテレビ番組では現実的でないほど、大袈裟な作りでしたね
最初の東京ドームのシーンを見た時に、何と大掛かりなセット、配置、仕掛け、と我々がやった事ながら、あまりの贅沢な作りに、費用の事が頭をかすめ、良い時代の「番組遺産」という気がしました。
今の時代、この様な壮大な演出をも許してくれる局は先ず、無いでしょうね。
旅のコースにしても、北極圏から南極圏まで、延々と55,000kmものロケを敢行するなど、大作の映画ならいざ知らず、一テレビ番組ではとても夢の又夢の世界と言えるでしょう。
こうした中で作られた番組ですから、懐かしさが加わり、すっかり視聴者になっている自分に気が付き、思わず苦笑いしたものでした。

さて、第12回の裏話です。
最南端の地、南米のフェゴ島からアメリカ本土に戻った最初の地が、陽光降り注ぐ常夏のフロリダ半島のゲインズビルでした。
フロリダ半島の中央に位置する小さな街ですが、ある種のマニアにとっては憧れの地でもあったのです。
それはドラッグレースの本場として、スピード狂にとっては聖地だったのです。

drag_race

アメリカ各地のスピード狂が、大型トレーラに愛車を乗せ、毎週のように金土には集って来てレースを楽しんでいる街なのです。
ドラッグレースは又の名を「ホットロット」あるいは「ゼロヨン・レース」と呼ばれ、2台の車が400メートルの直線コースでタイムを競い合うという、本当のスピード狂のレースです。
モータースポーツの本場、正にアメリカらしいレースと言えるでしょう。
では、何故この様なレースが生まれたのか、その歴史は意外に浅いのです。
第2次世界大戦の後、戦争から帰った若者たちが怒りをぶつけるはけ口に、スピードに命を賭けるようになったのだそうです。
集団で車をブッ飛ばして遊んでいる内に、400メートルの出だしを競おうという遊びに進化したらしいのです。(元祖、暴走族みたいな皆さんです)
最初は直線の公道で遊んでいる内に、飛行場の滑走路で走り始め、この頃からスポーツに格上げして行きました。それがドラッグレースの始まりです。

ゲインズビルには、毎週100台近い車が集結してレースを楽しんでいたので、我々はこのレースをそっくりクイズに取り込んで、番組を作りました。
即ち、早押しクイズで正解すると、2台のゼロヨンレースの車の内、どちらが勝つかを予想します。
見事、予想が的中すれば勝ち抜け。
外れた場合は振出しに戻ってクイズに挑戦しなければなりません。
勝つか負けるか人任せ、これぞ、知力、体力、時の運ですね。
因みに全国から集まった暴走族とは?
コックさんから弁護士、修理工のお兄ちゃん、大学教授、美容師さんと年齢も職業も幅広く
老若男女すべて、まるでウルトラの視聴者の皆さん と同じでした。
この模様は金曜日「ファミリー劇場」で、まだ見る事が可能です。お楽しみに!

ファミリー劇場

「第12回の思い出です」への6件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    >まささん
    時を超え、年代を超え、皆さんに楽しめるプログラムを制作するのが、我々の仕事だと思って携わってきました。今、それが実現出来て嬉しい限りです。

  2. SECRET: 0
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    ウルトラを見たことの無い世代の方に受け入れられて何よりです。
    ドラッグレースやリンカーンでの罰ゲームになったものと、楽しめるものはスポーツになるのが凄いですね。

  3. SECRET: 0
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    こんばんは、ノリです。
    第12回ビデオでよく見ました。
    その中からゲインズビルでの
    ドラッグレースクイズの話をします。
    このクイズのルールでは早押しクイズで2問正解すると、
    ドラッグレースの予想に挑戦します。
    うまく当たれば勝ち抜けです。
    確か第8回でインディアナポリスのレース場で
    敗れた阿部実さんが最後の最後で勝ち抜け、
    インタビューで「レース場大嫌い」と言ってたのを
    覚えています。
    まさにヒヤヒヤしましたね。

  4. SECRET: 0
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    先日の放送拝見しました。ウルトラは私が19歳になった年に放送が終了してしまったので、高校生クイズ止まりですが・・・笑 やはり素敵な番組です。中学時代、この大会に参加していた平田さんにファンレターを書いて、返信をいただいたことが懐かしい思い出です。

  5. SECRET: 0
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    ウルトラで車といえば第6回のモービルホームがありますし、ほかにもテレビで飛び跳ねる車なんてのも見たことがあります。こういったものにべラボーなお金を注ぎ込んで無邪気にはしゃいでるんですよね(笑)
    日本にもトラック野郎のデコトラや車の改造に血道を上げてる人たちがいますが、やっぱりアメリカのスケールには敵わないかな~?

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