イソップ物語は奥が深いです

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

クイズは、日本だけの常識を試すものでは有りません。日本の知識と同様に、世界の常識も問われるのは当然です。

例えば生活習慣、スポーツなどのように各分野の知識も、日本と同じように知る必要があります。

第16回のグアムで、世界の児童文学に関連した問題が出されていました。

問・イソップ寓話で、旅人の上着を脱がせるという勝負に勝ったのは何?

答・太陽

解説 北風と太陽がどちらが偉いか口論になりました。旅人の着物を脱がせた方が勝つ、との勝負です。

北風は強い風を旅人に吹きかけますが、着物をしっかりと押さえて脱ぎません。太陽は優しく光を当て熱くなり着物を脱ぎます。

これはイソップの教えであり、説得は暴力に勝るとの真実を説いたお話だったのです。

イソップ寓話は、イソップとの名を持つ作家の作品と思われている方も多いと思いますが、これは誤りなのです。

実は、紀元前6世紀のギリシャにアイソーポス(イソップ)という名の奴隷がいました。この人物の名が寓話の基になったのです。

彼は、ギリシャに伝わる寓話を収集し名声を得たと伝えられています。しかし、この説にも異論があります。

ギリシャ以外の古代メソポタミアや小アジアの民話も含まれていて、考古学的に分類出来る資料は存在しないとの事です。

これが世界的に有名になるのは、15世紀にイギリスやドイツで編集され「イソップ物語」として広まりました。

日本では1593年に宣教師が伝え、人間の正しい生き方を教える教材にしたのです。

その後、江戸時代の初期に「伊曾保物語」として出版され、子供の教育に役立てたそうです。

イソップ物語は「北風と太陽」のような自然を主人公にしたり、「アリとキリギリス」のような昆虫や動物を扱っています。

これは、昔から伝わる伝説や民話なので、古代の人も誰でも理解出来そうな身近な事象を主人公にしたのでしょう。

我々が幼児から子供の頃、最初に聞かされたお話が「イソップ物語」だったという方も多いと思います。

本日の裏話は、誰もが一度は聞いた事のある「イソップ寓話」のクイズ問題から、イソップ物語の成り立ちのお話でした。

そう言えば「毎日勤勉に働くアリさん」は偉いですね。それに対して今年はキリギリスのように、遊ぶ人も増えました。

働きたくても「コロナ騒動」で、身動きが出来ない状況だったのです。イソップだったらどのようなお話になったのでしょう?

中国の武漢市で、ねずみを食べたのが「コロナ騒動」の始まりでした。ネズミを食べるのは「猫」でしたね。

ねこの恨みは怖いよ~が子供達への教訓でしょうかね~、ウン。

 

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