コロンブスはアメリカ大陸の発見者か?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識は日本だけに限らず、世界の常識も知識として蓄える必要が有ります。

クイズは知識を競うゲームなので、世界の出来事も数多く知っていた方が有利なのは言うまでもありません。

ウルトラクイズは、ご当地問題との枠がありクイズ地に関する問題が必ずありました。

第15回でドミニカを訪れた時のご当地問題をご紹介しましょう。ドミニカはコロンブスが発見した島でした。

問・コロンブスはどこの国の人?

答・イタリア人

解説 イタリアのジェノバで(1451年~1506年)生まれたイタリア人です。

探検家・航海士などの肩書が有り、航海の資金を援助したのがスペインの王家だったので、スペイン人と思う人もいますね。

当時は地球は円いとの考えもありましたが、一方で平面で海の果ては滝状で海水が宇宙にこぼれ落ちるとの考えもありました。

僅か600年前の事で、既に地球は円い天体であるとの学説を唱える学者が複数いたのに、信じる人は少数だったのです。

大西洋を渡れば、アメリカ大陸までは簡単に辿り着くのに、大変な遠周りをしてドミニカへたどり着いた訳です。

コロンブスはアメリカ大陸の発見者なのに、何故彼の名が付かなかったのでしょう?

実は、コロンブスの後にアメリゴ・ブスタッチという名の探検家が、コロンブスの航路を辿って南米大陸を発見したのです。

しかも、奥深くまで探検して新しい大陸である事を世界に報告したので、彼の名を取って南北アメリカ大陸となった訳です。

しかし、現代では新大陸にも大きな文明を持った人類が先住民として住んでいたので、アメリカ発見とは言わないそうです。

マヤ文明は、数学に優れた民族で石を積み重ねたペルーのマチュピチュ遺跡やピラミッドなど高度な知識人でした。

現代では南北アメリカ大陸には、数多くの国が存在します。最大の国はアメリカですが、この国もイギリスの植民地でした。

ブラジル、アルゼンチン、メキシコなどもスペイン、ポルトガルなどヨーロッパ諸国の植民地だったのです。

アメリカの独立戦争を切っ掛けに、他の国も独立のために本国と戦い建国をしたという歴史がありました。

その意味では、コロンブスの航海が1492年ですから近年600年の間に世界が大きく変わった事になります。

本日の裏話は、コロンブスのクイズ問題に関連して、世界に多くの国が誕生したというお話でした。

日本にヨーロッパの文明が伝わったのは、種子島の鉄砲伝来で西暦では1543年でした。

世界史的には「大航海時代」と呼ばれ、15~16世紀にヨーロッパ人が世界に植民地を求めた時代でも有ります。

日本も狙われたのでしょうが、我々のご先祖様は負けないで守り抜いたのは流石です。

これを「大和魂」と呼んで誇りにしたのです。そこで思い出すのはスーパーライト級の世界チャンピオン藤猛の言葉です。

彼はハワイ育ちで日本語が喋れませんでした。1967年に世界チャンピオンになった時の喜びの言葉が流行語になりました。

岡山のお婆ちゃん、ヤマトダマシイ、の二つの日本語でした。これはマネージャーの苦心の産物だったそうです。

間違えた日本語を喋らないように! 藤猛さんは日本の重量級ではボクシング史上最高に強かった選手でした。

「大和魂」日本人の若者はこの言葉を忘れないで頂戴~ね。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください