健康食材の優等生は?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一口に一般常識といっても年齢によって、又は男女によって常識の幅も異なる場合があります。

女性なら当然知っているべき事も、男性の大多数は知らない知識がありますね。例えば裁縫、料理などは男性には不向きです。

近頃は、男性でも料理に興味を持ち料理教室へ通う方も結構増えていますが、一般的には男性には弱い分野でしょうね。

第13回のモーリーで、料理に関するクイズ問題が出されていました。解る男性もいるかも知れませんが、次の問題です。

問・湯豆腐を作る時、豆腐が固くならないようにするため、お湯の中に入れると良い調味料は?

答・塩を入れると、豆腐の中のカルシウムとタンパク質の結びつきを防げるので固くならないそうです。

解説 冬の食卓に「湯豆腐」は良いですね。豆腐が主材の料理ですから、豆腐の特色である柔らかさが重要です。

既に多くの主婦には、常識となっている事でしょうが、こうした主婦の知恵で美味しく夕食を楽しみたいものです。

豆腐の歴史は古く、東アジアと東南アジアの双方で1,000年近い昔から食べられていたそうです。

日本に入って来たのは、遣唐使が持ち帰ったとの説があります。また、鎌倉時代に中国から伝わり室町時代全国へ広まったと言われています。

高蛋白で低カロリー、しかも安価の為に庶民の食料としては正に最高の食材ですね。

江戸時代には「木綿豆腐」が主流で、豆腐の名店も結構誕生していました。

明治、大正、昭和の時代を通じて、夕方になると「豆腐の行商」が街に現れ風物詩になっています。

彼らはラッパを吹きながら、売り歩いたのです。実はラッパの音がトーフーと聞こえたからだと伝えられています。

現代でも、東京の下町では「豆腐の行商」が居ます。相変わらずラッパの音もするので懐かしがる年配者もいるようですね。

豆腐のレシピも多く、代表的なのは「麻婆豆腐」でしょうね。またハンバーグに豆腐を入れるなど各家庭の工夫があります。

本日の裏話は、湯豆腐の上手な作り方の問題から、豆腐の歴史のお話になりました。

豆腐はそのまま料理する他、油揚げ、厚揚げなど加工して食材にしますね。油揚げは「稲荷ずし」厚揚げは「おでん」など……。

高蛋白で低カロリー。健康第一の現代には、最高の食材で~す。

 

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