アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。
日本人の一般常識と同程度に、世界の常識も蓄積していれば鬼に金棒で、クイズは知識を競うゲームなので多い程有利です。
世界の常識の中でも、歴史に関する高度な知識を問う難問が有りましたので、ご紹介しましょう。
第15回のロサンゼルスで出された、戦争に関する次の問題です。
問・ワーテルローの戦いで、ナポレオン率いるフランス軍と戦ったイギリス同盟軍の総司令官は誰?
答・ウエリントン公
解説 ウエリントン公爵(一七六九~一八五二)は、ナポレオン戦争でイギリス・ポルトガル連合軍の総指揮者です。
一八一五年のナポレオンの百日天下後は、ワーテルローの戦いでナポレオンを完膚無き迄まで敗北に追い込みました。
これによってウエリントン公爵は、ヨーロッパでは知らぬ人が無いほどの英雄になったのです。
クイズ問題では日本は勿論の事、世界の戦争に関しても大筋は押さえて置くべきでクイズ番組では定番の一つと言えるでしょう。
日本のように「戦争放棄」を憲法で掲げている国は良いのですが、世界では戦争の途切れた時代はない程ですね。
世界平和を守る為に「国連」が存在するのに、戦争があるのは「世界の七不思議」と言えるかも知れません。
本日の裏話は、難問中の難問「戦争の指揮官」に関する世界の常識の問題をご紹介しました。
人間同士の戦争も困ったものですが、更に恐ろしいのは相手が目に見えない奴です。
毎度お馴染みの「コロナウイルスとの戦い」、何時になったら人間が勝つのでしょう? これは予想不可能で困ったもので~す。