昔の街並みが懐かしい

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。

一般常識の中には、昔から日本人に親しまれた風俗、習慣、言葉などが有り、若者と年配者を比べると後者の方が有利です。

年配者には「歳の功」との言葉があり、昔から物知りはご隠居さんと相場が決まっていました。

第8回のニューヨーク決勝戦で、年配者なら簡単な言葉の問題が有りました。若い皆さんならどうでしょう?

問・鐘の音から出た言葉「おジャンになる」の「おジャン」とは何を知らせる鐘の音?

答・火事

解説 昔はどの町にも「火の見櫓」と呼ばれる、火事を見張る為の櫓が有りました。

火消しの皆さんによって、火事を消し止めると「ジャン・ジャン」と二つ鐘を鳴らし鎮火した事を知らせていました。

この鐘の音を語源として「おジャン」とは、全てが終わった、或は片付いたとの意味になったのです。

言葉の語源は、こうした日常の生活の中から生まれる事が多く、そうなると年配者の方が若者より知識が豊富になります。

日本の家屋は木造で燃えやすく、江戸時代は「火事と喧嘩は江戸の華」と呼ばれるくらい火事が多かったのです。

そのため江戸には「いろは四十八組」の火消があり、人気の時代劇「暴れん坊将軍」で、め組の活躍が描かれていました。

本日の裏話は鐘の音のクイズ問題から、江戸時代の街の様子に話が及びました。

そう言えば、昭和から平成の前期頃までは、テレビ・ドラマで人気の時代劇が多数ありましたね。

現代では時代劇はほとんど見られません。何故? 多分時代劇ファンは高齢者が多く、スポンサーが好まないのでしょう。

どんな商品にしても、若者から中年層が多くの顧客ですからね。年寄りは無駄使いはしない、ケチ? いや堅実なのですよ~。

 

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