アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。
今日は子供の日なので、どんな子供に育って欲しいか? 親の気持ちを代弁するような問題を探してみました。
第2回のレイでは、美男の代表とされる歌人は?
答・在原業平
解説 六歌仙の一人に数えられる平安時代の歌人です。「伊勢物語」は、業平の自由奔放な生活を描いた物語。
今的に表現すれば、イケメンの彼は歌人としても才能を発揮、プレイ・ボーイとして女性を泣かせた男といったところです。
世の親としては、自分の子供が美男・美女に育ってくれるのは理想ですが、業平のような遊び人は御免ですね。
紫式部の「源氏物語」も平安時代の長編小説で、主人公はイケメンのプレイ・ボーイ光源氏です。
彼も容姿端麗に生まれ、「源氏物語」は恋愛と没落を描いた作品で、歴史的には日本初の長編小説となっています。
古来の日本の小説は「伊勢物語」も「源氏物語」も男女の恋愛を描いた小説でした。
共に貴族社会の話で、閑を持て余した上流階級は、士農工商の一般国民とは異なる生活をしていた事が解ります。
本日の裏話は、古代の小説のクイズ問題から、昔の物語は「恋愛小説」が主流だったとのお話でした。
現代では小説の分野も多岐にわたり、その他に映画、芝居、テレビ・ドラマなど娯楽も千差万別です。
「コロナ騒動」で、閑はたっぷりありますが外出は禁止状態です。本を読むかテレビを観るか、選択肢は狭いので困りもの。
そこで結論。元のような自由気ままな生活が懐かしいですね。毎度お馴染みの締めで恐縮です。良い言葉を忘れゴメンなさ~い。