アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。
一般常識は、誰でも知っている知識なので、クイズ問題としては簡単な部類で、挑戦者は競って早押しボタンを押していました。
第15回のジャクソンで出された、ご当地問題ですが、挑戦者は皆さん自信を持ってボタンを押しました。
問・ミシシッピー州の漁獲量は全米一。白身の魚で、高蛋白、低カロリーで、ダイエットには持ってこいの「キャット・フィッシュ」と言えば何?
答・ナマズ
解説 問題の前半は解らなくても、後半の「キャット・フィッシュ」だけで誰でも正解出来る問題でした。
ナマズは世界中に分布する魚ですが、日本の魚屋さんではあまり売られていないので、食べる人も少ないでしょう。
でも、釣りをする人なら川魚では大物なので、釣った人なら食する場合も多い事でしょう。
アメリカでは、フライドポテトと同じ状態でカップに入れ、街道筋の店で売られていました。
我々スタッフも、時々買って食べていましたが、癖になるほどの美味で良く買ったものでした。
日本にはこの様な食品は無いので、食べる事も出来ません。アメリカの食品は何でも流行するのに不思議ですね。
ナマズを食品として食べる国は、そう多くは無いと思います。魚の趣向は国によって大差がありますね。
マグロのトロや鯛の刺身等、日本人の大好きな生の刺身は、欧米人は昔は食べませんでした。
また、日本では「うなぎ」や「サンマ」は昔から良く食べられた魚でした。
お隣の中国では、それほど食べられない時代が永く続いたはずです。処が近年は、中国人もこの美味を知ってしまったのです。
その結果、日本の漁獲量が激減し、我々庶民も昔のように気軽に口に入り難くなってしまったのです。
世界はインターネット時代で、どんな情報も素早く知れ渡るので食の傾向も平均化しているのでしょう。
本日の裏話は、ナマズのクイズ問題から、魚類の食生活の話に進んでしまいました。
処で、日本を代表する食とは何でしょう? 寿司、蕎麦、天ぷら、ラーメン? 好みによって異なりますね。
オリンピックで外人観光客が多数来日するでしょうが、彼らはどんな日本食を食べるのでしょうか?
恐らくデーター好きのメディアが、統計を取る事でしょう。その結果、第一位は?
「えっ、焼肉?」それって日本食でした? その区分けは難解ですね~。和食じゃないけど日本人は好きでした。上カルビ~。