アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。
一般常識は学校で勉強する常識と、社会生活で身に付ける知識もあるので、年少者より年長者の方が有利の場合も有ります。
年長者の方が社会生活が長いので、その分だけ多くの知識を吸収するチャンスが多いからです。
第16回のフィラデルフィアで行われた準決勝で出された問題をご紹介しましょう。
問・意地を張る事の意味で、俗に「土佐のいごっそう」「肥後のもっこす」というが、津軽は何?
答・じょっぱり
解説 「いごっそう」は頑固者、偏屈、へそ曲がり。「もっこす」は頑固、生真面目。
「じょっぱり」は頑固者で、いずれも同じような性格を表し、特に酒を呑んで酔うと、この性格が顕著に現れるようです。
日本の各地には、同じような性格を表現する「方言」が沢山あるでしょうが、彼らは酒を呑むと対立する事が多いようです。
でも、喧嘩状態になっても「酒の上での事」との言葉で、仲直りするのも日本人の特性と言えるでしょう。
一言で言えば「頑固者」は、裏を返せば「人が良い」とも言われそうですね。
人間の性格は「百人百様」ですが、誰とも話を合わせる「八方美人」よりは、頑固者の方が信用出来そうですね。
本日の裏話は、方言の問題で「頑固者」の各地の共通語のお話でした。
処で皆さん、会社や友人の知人を思い出してください。頑固者は居ますか? 八方美人は?
よくよく考えると結構居るもので面白いです。仲の良い友人はどちら? 「えっ、自分と似ている?」類は友を呼ぶですね~。