アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の一般常識を基本に創られていました。
一般常識は誰でも知っている知識です。でも、中には忘れたり、咄嗟に言葉を思い出す事が出来ない人もいます。
特に、普段使い慣れない言葉は、中々頭に浮かぶ事が出来ず、早押しボタンを押すチャンスをのがすようですね。
第13回のニューヨークでの決勝戦で、次の問題が出されましたが決勝に進んだ二人だけに同時にボタンを押していました。
問・鱈を三枚におろし、頭、背骨などを除いて日干しにしたものを何という?
答・棒鱈(ぼうだら)
解説 一般的には棒鱈で正解ですが、地方によっては干鱈、開鱈掛鱈など呼び名が変わる事もあり、勿論これも正解でした。
鱈に限らず、鮭なども日光で乾燥させて、長い期間保存させて食べています。
昔は、魚や動物の肉は保存が難しいので、日光で乾燥させて長持ちさせるのが生活の知恵だったのですね。
現代のように冷蔵庫が有れが生の肉の保存が出来ます。また、冷凍にして何年も保存する事もあるでしょう。
とは言え、昔の方法で乾燥させた食品は、それなりの味わいがあり、それぞれ懐かしい日本独特の食品として愛好されています。
本日の裏話は、食品を日干しにした魚のクイズ問題から、昔の日本人の知恵のお話でした。
そう言えば、アメリカでも牛肉を日干しにしたビーフ・ジャーキーが有りましたね。
カウボーイが活躍する西部劇で、彼らが野営の時、ビーフ・ジャーキーを上手そうに食べるシーンが良くありました。
という事は、人間の考えは何処の国でも同じような知恵を絞るという事でしょうかね。
それならば、世界中が知恵を絞って、戦争の様な馬鹿な真似は止めて欲しいものです。
結論! 何故か平和主義者みたいな意見になり、まとめの言葉としては締まらないので御免、ゴメンで~す。