四文字熟語

アメリカ横断ウルトラクイズでは、沢山のクイズ問題を作り、挑戦者に出題しました。
クイズは知識を競うゲームですから、勝つためには幅広い分野の知識が無ければ生き残る事が出来ません。
挑戦者はほとんどが、クイズ大好き人間、又は知識に自信が有る、といった皆さんですから、クイズを作る側も相当の覚悟で臨まないと、失望されてしまうでしょうね。
ですから、我々も誤った情報や、誤解を呼ぶような情報で問題を作成する事は出来ません。
そのために、クイズ問題の出典は必ず明記しなければならないシステムにしていました。

クイズの出典で安心できるのは権威のある日本の辞書でしょう。
辞書に書かれてある事は、まず、間違いのない真実である、という考えが大多数の日本人にはあります。
でも、我々は広辞苑でも鵜呑みに信用するな、と言っていました。
人間のやる事だから、若しかしたら誤りがあるかも知れない、という疑り深い考えで、幾つかの辞書を照らし合わせて、完璧となったものが問題として採用されていたのです。

広辞苑

その様な厳しいルールの中で、良く採用された範疇に「四文字熟語」という分野がありました。
他のクイズ番組でも、問題文に言葉の意味が読み上げられ、答えが四文字熟語というパターンはクイズ問題の定番ではあります。

ウルトラクイズでも、思いつくままに挙げるならば「岡目八目「温故知新乳母日傘」「画竜点睛」などが問題として出たように記憶しています。
これらは国語の試験などでも、誤解や誤読されやすい熟語なので、それを狙っての問題だったかも知れません。(番組の意地の悪さがミエミエですね)

ところで、今の時代に四文字熟語を改めて調べて見ると、実に素晴らしい日本語だという事が解ります。
漢字の表現ですから、その昔に中国から入って来た教えも数多く含まれています。
でも、我々の先祖が、日常生活や習慣の中から生み出した文字であり、言葉も沢山あります。
四文字熟語は、人間の正しい生き方をさとす言葉がが多く、先人たちの生活や習慣を垣間見る事が出来、日本人って素晴らしい民族なのだという事が実感できます。

しかし、言葉は時代によって変化するという性質もあるので、最近の日本人ならば四文字熟語も変化して良いのかな? という気持ちになりました。

例えば「晴耕雨読」という言葉がありますね。
人間の理想的な生活を意味し、晴れた日には田畑を耕し、雨が降ったら家の中で静かに読書をする、その様な理想的な老後の暮らし方という時に使われます。

理想の老後

でも、現代は「晴耕雨読を」改め「晴耕雨視」の方がぴったり来ませんか?
何故って、 読書よりも映像に親しむ高齢者が圧倒的に多いので、雨の日は昔見損なった古い映画や懐かしいテレビ番組を視る。
これぞ、理想の老後!
こんな提案 馬事東風 と聞き流してください。

「四文字熟語」への1件のフィードバック

  1. こんにちは。

    辞書や事典の類は、クイズ問題を作るための宝庫ですね。
    調べようと思っていた用語とは別の、新しい・おもしろい発見などもあって、現代のネット検索では味わえない、【探す楽しみ】のようなものもあったと思います。

    さて、四字熟語ですが、一番印象に残っているのは、
    第13回準決勝で、永田さんが通過席クイズで答えた「冬虫夏草」でしょうか。
    厳密には(単なる漢字4文字の単語というだけで)四字熟語ではないのですが、
    ボルティモアの大激戦ゆえのインパクトは、いまだ強烈に脳裏に焼き付いています。

    他にも第16回決勝で、田中さんが優勝を決めた「則天去私」も印象に残っています。

    さてさて、暑い夏がやってきて、今年も節電を考慮しなければなりません。
    そんな時世にあって、日本人は、「電考節夏(でんこうせっか)」という新しい四字熟語を作りましたとさ…。
    (お後がよろしいようで…)

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