悲しい歴史、バッファロー物語

メリカ横断ウルトラクイズのロケ・ロケハンで、アメリカ各地を歩き回りました。
アメリカは広大で、自然環境もそのまま残されているので、各地に野生動物も沢山棲んでいました。
マイアミのエバーグレーズという湿地帯にはアリゲーター(アメリカ鰐)がウヨウヨ泳いでいましたし、コヨーテなども各地で良く姿を見かけました。

american-alligator


野生のバッファローが群れを成しているとの話を聞きつけ、訪ねたのがアメリカ大陸の中北部サウスダコタ州バットランドでした。

バットランド_バッファロー


の地はアメリカ・インディアン、スー族の儀式の聖地で、この世のものとは思えない岩山や荒涼たる荒れ地が延々と続く不毛の地です。
その昔、西部開拓時代には幌馬車も通る事が出来ないほどの地だったところから、この名が付き現在は国立公園になっています。
人も寄り付かないような場所なので、野生のバッファローが現在もそのまま群れを成して生息しているとの事でした。
運が良ければその群れを見られるだろう、との事でしたが、ロケの時には残念ながら姿が見えませんでした。

でも、バッファローに因んだ問題は幾つか出題しましたので、バッファローの事は良く調査してありました。
それによると、アメリカのバッファローは悲しい運命をたどっています。
その昔、肉はインディアン達の食料となり、毛皮は衣類などとして利用されていました。
分布していたのは北アメリカ大陸全土で、18世紀までは5,000万頭以上が生息していたと推測されていました。

かし、開拓時代に大陸横断鉄道が完成するや、その通行の邪魔になるとの理由で乱獲が始まったのです。
バッファローが減少した最大の理由は、アメリカ大陸横断鉄道の完成だったのです。

First_Transcontinental_Rail


これはご当地問題として出題されています。
更に、最も印象に残った出来事は、横断鉄道の乗客が走る列車内から、草原で草を食むバッファロー目がけて銃弾を発射し、遊び気分で殺傷していたという事です。
中には、その様な遊びを売り物にしたツアーまであったと言われています。

動物愛護に神経を使う現代人には、想像も出来ない野蛮な連中がいたのです。
こんな事がまかり通ったのですから、その数は激減し、ウルトラのあった当時の調べでは、保護区にわずか5万頭しか生息していないとの事でした。
現代のアメリカ人は動物愛護運動が盛んですが、この様な歴史を反省しているのかも知れませんね。
自然界は弱肉強食の世界。バッファローの天敵は人間 だったのですね。
バッファロー

「悲しい歴史、バッファロー物語」への12件のフィードバック

  1. 稲川さんが「まさかこんな所まで来て、親戚に会えるとは…」という感想が思い出しますね。

    さて、球界のバッファローも悲しい歴史の連続ですよね。
    近鉄時代は「江夏の21球」や「巨人はロッテ以下発言」などで、あと一歩の所で日本一を逃したり、リーグ制覇を目前で逃したWヘッダーでの10・19川崎劇場があったり、阪神に先越されて日本一になってない球団と言われ続けてしまいました。
    2004年には遂にオリックスとの合併を発表し、これが球界再編騒動の引き金に、楽天が新規加入したものの、近鉄球団は消滅しました。
    記録の上では、昨年の楽天が創設9年目に悲願達成したことで、現在の12球団すべてが日本一を経験、しかし、バッファローズ名義のチームは未だに日本一ゼロであります。
    ただ、今年は戦前の予想を覆し、オリックス・バファローズは快進撃で、大本命・ソフトバンクと2強争いしています。
    21世紀に入って6チームもパを制していて、唯一オリックスだけが成し遂げていないだけに、今年こその思いは強いようです。
    果たして、こっちのバッファローの悲しい歴史は今度こそピリオドを打てるのでしょうか?

    1. 球界のバッファローズに関しては、あまり詳しくないのでコメントを控えます。ファンとしては勝ってほしい気持ちは解ります。その様な皆さんに支えられてプロスポーツは成り立っているのですから、平和な良い時代です。

  2. ファミリー劇場のウルトラクイズホームページが更新され、そこからも浜崎さんの
    書かれた「今だから話せるウルトラクイズマル秘証言集」ロングバージョンの動画を
    視聴できるようになりました。ぜひアクセスのうえ、ご覧になってみてください。

    ファミリー劇場「アメリカ横断ウルトラクイズ」ホームページ

    http://www.fami-geki.com/ultraquiz/

  3. 食するための乱獲なら世界中にありますが、遊びでの殺傷はいただけないですね。

    日本では建材の為かどうかはわかりませんが、広葉樹林だった場所に針葉樹を植林したために、木の実がなくなり食料を求めて野性動物が畑を荒らしてしまうというのを聞いたことがあります。
    我々や野性動物、植物によい環境を作るには北欧やカナダみたいなのが理想なんでしょうか?

    長文で失礼いたしました。

    1. 自然環境を破壊しない、人間として当然のモラルも、目先の利益に惑わされ、世界中で環境破壊が起こっています。やはり国を運営する人達の意識のレベルで、ばらつきがあるようで、日本の政治家にも頑張って欲しいものです。

  4. 先ほどYouTubeのPC版で検索してみましたが、そちらでは「tohokushinsha」と入力してもすぐには検索結果に
    出てきませんでしたので、「今だから話せるウルトラクイズ」と入力したほうがすぐに出てくるようですよ。

  5. 6月にファミリー劇場で第12回が再放送された際に「10分×3回」という形で放送された
    「今だから話せるウルトラクイズ丸秘証言集」が、ロングバージョンになってYouTubeに
    アップされましたね。放送ではカットされた裏話も聴けて、とても楽しかったです。まだ
    見ていない方が多いと思いますので詳しい内容は書きませんが、tsutomuさんのコメントで
    一番面白かったのは「北朝鮮じゃなくて良かった」ですね。もう大爆笑しちゃいましたよ。
    どういう状況でこのコメントが出たのか、皆さんぜひご覧になって確かめてみてください。You
    Tubeで「tohokushinsha」と入力して動画検索すると出てきます。3つとも、「高評価」を入れましたよ!

    1. こんにちわ。私はまだノーカット版を見ていませんが、お知らせいただき有難うございました。また、色々とご意見をお寄せください。

    2. 浜崎さんが書かれている、3つのロングバージョン動画の
      URLを載せておきますね。

      ①今だから話せるウルトラクイズ㊙証言集「構成:萩原津年武さんの巻』SPロングバージョン
      http://www.youtube.com/watch?v=ThPETLkR_Dw

      ②今だから話せるウルトラクイズ㊙証言集「美術:黒木遠志さんの巻』SPロングバージョン
      http://www.youtube.com/watch?v=_esAWY97HAU

      ③今だから話せるウルトラクイズ㊙証言集「第12回に出演した皆様の巻』SPロングバージョン

  6. こんばんわ。

    バッファローにそんな受難の時代があったんですね…。
    遊び感覚で殺傷するようなツアーまであったとは…。
    貴重なお話、ありがとうございます。

    ところで、バッドランドもそうですが、
    ウルトラクイズでは、なかなか観光では行かない(行けない?)ようなところがチェックポイントとなっていて、
    ロケハン部隊をはじめ、スタッフの皆さんの、
    「恰好のクイズ会場」を見つける努力には、頭が下がるばかりです。
    今、当時のビデオを見返しても、すごいところでクイズをしているなあと感嘆してしまいます。

    1. 当時はアメリカの未知の部分でクイズを行いたいという希望があったので、色々な情報で候補地を探し求めていました。お蔭で旅行社も知らないような場所を探しクイズ会場にしたのは、今にして思えば成功の要素になっていたようです。

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