昔の親は偉かった

アメリカ横断ウルトラクイズのクイズ問題の中には、人間としての最低限の知識を求める問題が結構含まれていました。

これは小学生でも中学生でも、一定レベルの教育を受けた人間ならば確実に答えられる、という意味でその様な問題を出題していたのです。

当時は小学生の視聴者もいましたので、家族みんなでクイズに参加出来るのが理想との目的で、あえてこの様な問題を作っていたのです。

クイズの出典で多かったのが「日本昔話」「イソップ寓話」「グリム童話集」「ギリシャ神話」などが貴重な参考文献になっていました。

これらのお話は、多分学校の授業で習うものではありません。

幼児の頃に両親や祖父母に聞かされた、大体がその様な経緯で知識の片隅に記憶された方が多いはずです。

昔の親たちは、子供にお話を聞かせて知識を蓄える、常識を身に付けさせる、これも親の努めのと考えていたようです。

その点、現代の親はゲーム機を買い与えたり、テレビを見せれば子供は知識を蓄え、勝手に育つと他人任せになっていたりします。

その結果学校の成績は良いけれど、一般常識に欠けるといった偏った人間が増えている、と嘆く専門家もいます。

これは「昔の親は偉くて、今の親は無責任」というような意見では無く、昔親から聞かされたお話は、為になるお話が多かったという事を言いたいのです。

第16回のグアムで次のような問題がありました。

イソップ寓話で、旅人の上着を脱がせるという勝負に勝ったのは何?

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太陽

解説

 「北風と太陽」のお話で、どちらが偉いかの口論になり、旅人の上着を脱がせた方が勝ちという勝負になりました。北風は思いっきり強い風をビューっと吹き付けましたが、旅人は上着をしっかりと掴み上着は脱がせません。それどころか「寒い!」と上着の上にコートを着込んでしまったのです。北風がいくら力を込めて旅人に風を吹きかけても、上着は脱がす事が出来ませんでした。 今度は太陽が暖かく微笑みかけると、ぽかぽかと温度が上がって、旅人はコートを脱ぎ、更に「暑いなあ」と上着を脱いだのでした。

この寓話は、物事は力ずくで強く臨んでも中々成功しない。

寛容に対応する方が得策、という対比を表した代表的な教えなのですね。

これらのお話の中には人間の生き方を説いたお話が沢山含まれていました。

両親や祖父母はこの様なお話を、子供や孫に聞かせて、人間形成に役立てていたのでした。

「昔の親は偉かった」への2件のフィードバック

  1. こんばんは。

    現代は、両親が共働きのご家庭もあるでしょうし、あるいはシングルマザーなどに代表されるように片親だけのご家庭もあるでしょう。3世代同居のご家庭もずいぶん減っていると思います。

    きっと、時間的にも経済的にも、生活にゆとりがあれば、親は子どもにいろんな話をしてあげられるはずです。

    育児放棄や児童虐待などのニュースを見かけることもありますが、大多数のご家庭は、普通に、かつ必死に、暮らしているはずです。

    親も子どもも、ひと世代前に比べて、難しい時代を生きている…。そんな印象を持っています。

    1. そうですね。今の若い親は生活を守るので精一杯の人も多く、子育てを昔と比べるのは極かも知れません。厳しい時代なのですね。

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