ある日のロケハン日記

アメリカ横断ウルトラクイズの担当構成者だった私は毎年6月ごろに1か月の予定でロケハンに参加していました。

ロケの本番と違ってロケハンは少人数の旅ですし、各地を見て回る観光気分もあって、楽しい思い出が多かったのす。

しかし、中には例外もあって、第14回のロケハンは体力的に厳しいものでした

。当時のメモが出てきたので覗いて見ると、この回は西海岸から東海岸まで全行程を、飛行機を使わずに車で移動するというハードスケジュールだったのです。

番組のタイトルが「アメリカ横断」と謳っているのですから、実際に車で横断してみようと軽い気持ちで誰かが出した案が採用されてしまったのです。

ロケハンも、勿論本番同然に全行程を車で走って行われました。

アメリカ大陸は西海岸から東海岸まで、直線で結んでも6,000kmと言われます。

我々のようにジグザグにコースを想定すると、9,000kmにもなってしまいます。

普通の自家用車なら1年半かかって走る距離を4週間で走るのですから、強行軍になるのは当然でした。

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メモは6月27日の日付で書かれていました。

この日に宿泊していたのはオハイオ州の州都コロンバスでした。

ホテルを出発したのが午前8時。

今日の目的地はバージニア州のノーホークと書かれています。

オハイオ州からバージニア州までの行程はウエストバージニア州を通過して1,000kmのドライブになります。

山道を走っていると、突然インド風の寺院が見えてきました。

日本でも時々山の中に、あたりの風景に似合わないインドやアラビア風の寺院が建っていますが、この様な風景がアメリカの大地で見られるとは珍しい、という事で立ち寄って調べて見たのですが、クイズ会場になるような情報は発見できませんでした。

またまた車を走らせるとフェアモントという小さな街に差し掛かり、ここで昼食を取りました。

多分パンケーキを注文したと思います。

アメリカの知らないレストランで、うっかり料理を注文するとハズレ!が多いので、無難なハンバーガーかサンドイッチ、ホットドックというのが我々の習慣になっていました。

夜には東海岸に到着するので、新鮮なシーフードが食べられる、という希望があったので、軽い昼食にしたと思います。

1日に1,000kmも車で移動すると、疲労は頂点に達します。

すでにこれまで3週間近く走りつでけていたのですから尚更です。

夜の11時にキテイホークのホテルに到着しました。

西海岸から走って3週間ぶりに見た大西洋の海。

ホテルの部屋から眺めると、間もなく夜中だというのに浜辺では数多くの若者が走り回って遊んでいます。

何処の若者も元気だなあ。

空を見上げれば白いカモメが群れを成して飛び交い、不思議な光景でした。

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しばらく眺めていようと思ったのですが、シャワーを浴びてベッドに倒れるとそのまま爆睡!

ウルトラクイズは楽しそうに旅を続けていましたが、事前のロケハンではこの様な過酷な状態もあったのです。

「ある日のロケハン日記」への2件のフィードバック

  1. こんばんは。

    貴重なロケハンのお話、ありがとうございます。

    第14回のウルトラクイズは何度も見返すほど、好きな回です。

    何といっても景色が素晴らしかったです。オレゴン街道に始まり、一面の塩の海・ソルトレイク。アーチーズ、エリー湖と、アメリカの雄大な自然を堪能できた回でした。

    画像でも挙げておられる、東海岸でカモメが飛び交う風景。本番では、ちょうど早朝でしたね。

    長い旅を勝ち進み、それと同時に成長していった4人の挑戦者の表情が、とても格好よかったことを覚えています。当時、学生だったHさん(タヒチで大苦戦)とKさん(レバノンで危うく敗者)は、特にいい表情をしていました。

    第14回は、クイズの要素ももちろんですが、挑戦者おひとりおひとりの素顔を垣間見ることのできたヒューマン・ドキュメンタリーの要素も濃かったので、とても印象に残っています。

    1. この回は、自分たちの目ですべての場所を見てクイズ地を決めていましたので、地を這って候補地を探した達成感がありました。その回を評価いただき嬉しいコメント有難うございます。

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