大衆演劇だった歌舞伎

アメリカ横断ウルトラクイズのクイズ問題は、あらゆる分野から問題を作り出題していました。

「芸能、文化」という分類があって、日本の伝統的な芸能や歴史的な文化の中から、問題を作り出題していました。

但し、単なる歴史的な知識よりは、身の周りにある盲点から、新しい発見をするほうが、視聴者の皆さんにも喜ばれるのは言うまでもありません。

従って、答えを聞いた人が「ああ、そうだったのか!」と知識を確認するとか、あるいは新しい知識を増やす問題が理想的と決めて、問題を撰んでいました。

最近は歌舞伎の役者がテレビや映画で大活躍し、歌舞伎俳優がスポットを浴びています。

この人達のファンも多いのですが、では本職の歌舞伎の舞台を観たファンがどのくらいの割合でいるかと言うと、はなはだ疑問です。

歌舞伎は、日本の伝統芸能と言われながら、ともすると上流階級の限られた人達の娯楽と言う印象があります。

落語や浪曲のような芸能は庶民の楽しみ。

でも、歌舞伎となると観客もオシャレをして出かけなければ「恥」をかく、といった気持ちが何となく根付いていたように思います。

でも、江戸時代には庶民の娯楽の代表的な存在だったのです。

それを証明するような問題が第15回のサンシティーで出題されていました。

問・

江戸歌舞伎のヒーローで、寿司の詰め合わせの名前にもなっている人とは誰?

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答・

助六

解説

「助六」は歌舞伎十八番のひとつ、「助六所縁江戸桜」すけろくゆかりのえどさくら)の主人公の名前です。

助六の愛人は吉原の花魁でその名を「揚げ巻」と言い、揚げを油揚げの「稲荷寿司」に通じるところから、稲荷寿司とのり巻の詰め合わせを、庶民が「助六」とシャレで命名したのが始まりと言われています。

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「助六」はコンビニなどでも人気のメニューですが「何故そう呼ぶの?」と言う疑問を解く問題でした。

歌舞伎が江戸時代には庶民の娯楽だったという代表的な例で、クイズ問題の裏には、こうした知識を含ませていたのです。

料理の隠し味みたいなものですね。

 

「大衆演劇だった歌舞伎」への4件のフィードバック

  1. こんばんは。

    歌舞伎が由来となっている言葉はたくさんありますね。
    「お家芸」、「御曹司」、「黒幕」、「差し金」…。「メリハリをつける」の「メリハリ」も、元々は歌舞伎役者の台詞の音の緩急や高低、強弱がはっきりとしていて、観客に鮮やかに聞こえることを指しているそうです。

    そういえば、第14回ウルトラクイズでも「どんでん返し」が答えの問題がありました。

    江戸時代、誰にでも身近な存在だった歌舞伎は、現在でも、日常生活で使う言葉の中に溶け込んでいるのですね。

    1. 江戸時代には今で言うテレビや映画などの娯楽が無かったので、庶民の娯楽の代表的な存在だったのしょう。
      生活の中にも歌舞伎から出た言葉が沢山生まれた訳ですね。

  2. こんにちは。
    助六寿司の名の由来、もちろん現在は知っていますけど、最初に聞いた時にはそれはそれは…そのネーミングセンスに脱帽モノでした。
    ホント、「粋だねぇ…」と感銘を受けたくらいです。
    ですので、お店などで陳列されているのを見ると、思わず顔がほころびますね。

    1. 江戸っ子は粋な人達が多かったのが解りますね。現代の人達もこの「粋」を少し真似して欲しいものです。

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