語源を探る問題

「アメリカ横断ウルトラクイズの答を聞いて、視聴者が「なるほど」と納得する問題は面白いとされていました。

例えば言葉の語源までは知らずに、普段使ったり聞いたりする言葉ってありますよね。

時代劇の喧嘩のシーンなどに良く登場する台詞で、「雁首揃えて何だ!」というような使われ方をすると、「雁首とは何?」という疑問が湧いて来ます。

意味は通じるのですが、その語源は一体何なのだろう? こうした疑問をクイズ問題にすると、答えを聞いた時に「なるほど」と納得感が湧いてきて、面白い問題となるのです。

その疑問に答える問題が第5回のテオティワカンで出されました。

煙管で、タバコの葉を入れて火をつける部分を何という?

答・雁首(火皿でも可)

   A9269_I3[1]

解説  江戸っ子たちの威勢の良い啖呵で使われる「雁首」は元々は煙管の煙草をつめる部品の事なのですね。

形が「雁の首」に似ているところから、その様に呼ばれていました。

でも、煙管の部品というよりも、人間の首を当て込んだ使い方の方が、江戸っ子たちには多様されていたようです。

健康管理上、世間では禁煙運動が盛んですが、しかし、その様な意見に耳を貸さない愛煙家も沢山います。

中には日本古来の煙管を愛好する人達もいたりして、趣味趣向の世界は幅が広いのに驚かされます。

特に煙管は歌舞伎や落語などにも良く登場するので、庶民の伝統文化と言えるかもしれません。

煙管の持ち方一つを見ても「町人」「武士」「花魁」など、所作が異なるようで、芝居でもその表現が重要な演技の基本になっているそうです。

「たかが煙管、されど煙管」 小さな小道具ですが昔から愛煙家には長く愛された品物でした。そして日本語の中にもそれが綿々と受け継がれていたのでした。

 

「語源を探る問題」への2件のフィードバック

  1. こんばんは。

    日用品の細かな部分にまで、センスのある名前をつけていたところが、なんとも粋ですね。また、名前をつけるということは、それだけ物を大切にしていたということの裏返しのような気もします。

    江戸っ子の粋な生き方や立居振る舞い、憧れます。

    1. 確かに江戸っ子の「粋」は憧れを抱くような事が多いですね。彼らは「野暮」を嫌ったようですが、現代でもその様に生きたいものです。

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