アメリカ横断ウルトラクイズでクイズ問題を作っていると、普段の生活では考えもしない、日本古来の習慣や決まり事を探ってクイズ問題を作る事が有ります。
この様な知識は知らなくても実生活で困る事は有りません。
でも、知っていると「物知り」「知識人」「教養がある」と周囲の目も変わり、クイズ好きな皆さんはその様な欲求を満たす目的もあったろうと思います。
その様な古い日本人の習慣の中で、現在全く使われていない分野がありますね。例えば暦の旧暦、現在のカレンダーと比べてどのように違っているのか大多数の日本人が知らない常識でしょう。
例えば赤穂浪士の討ち入りは12月14日と伝えられていますが、これは旧暦なので現在の暦とは異なります。
だからと言って、旧暦で割り出す必要もなく12月14日で定着し、この日に様々なイベントが行われています。
時間の考え方もそうです。江戸時代までは一時、二時の様に表現しましたが、現在では全く死語になっています。
とは言え時代劇の世界では時々登場する言葉なので現代に置き換えると、どんな価値なのか、その様な知識を掘り当ててクイズ問題にする事もありました。
第10回のエルパソで出題された問題です。
問・江戸時代、小半時(こはんとき)とは、現在の時間でいうと何分?
答・30分。
解説 小半時とは一時の4分の1でした。では、一時は? これが判明しないと先へ進みません。
一時は現在の時間で2時間なのです。従ってその4分の1ですから、30分が小半時だったのです。
この様な知識は知らなくても現代の生活に困る事は一切ないでしょう。
でも、こうした余分な知識がクイズを楽しむ材料になっていたので、雑学愛好者には好まれた番組だったのかも知れません。
我々は、クイズ問題の一つ毎に楽しめる情報が欲しい、そんな理想を掲げて問題作りをしていたのです。
こんばんは、ノリです。
たしかこの問題は山下哲也君が「15分」と答え不正解に
なったのを知っています。
その後果敢にせめて勝ち抜けたのは素晴らしかったです。
それにしても山下君は根性がすごいキャラですね。はい。
キャラをうまく引き出すのがディレクターの仕事です。異なるキャラをそれぞれ別の魅力を引き出す訳ですから、大変な能力が要求されるわけで、彼らの力が番組を左右するのです。
第13回第4週も楽しませていただきましたが、今回はご報告も兼ねて、この問題を取り上げます。
ロサンゼルス
問・今年(1989年)、「大宅壮一ノンフィクション大賞」を受賞した女性ピアニストは誰?
答・中村紘子
先月、初期の大腸ガンであることを報告され、音楽活動を休止することになりましたね。ご回復をお祈りしています。
実は私の父(tsutomuさんと同い年です)も、昨年の暮れから膀胱ガンを患い、今月末から本格的な治療に入ります。
そもそも、ウルトラクイズを教えてくれたのも父でした。忘れもしない、第5回最終週でのことです。それから
興味を持ち、翌第6回からウルトラクイズを見始めるようになりました。治療に専念することになるため、こちら
へのコメントは以前のようにはできなくなるかもしれません。もちろんブログのチェックは続けますので、その
点はご心配なく。私の母(中村さんと同じ「ひろこ」という名前です。漢字は違いますが)も、2007年に胃ガンを
経験しています。今や日本人の2人に1人がガンになる時代、ガン検診の大切さを見に染みて実感しています。
皆様もくれぐれも、体調には十分にご注意くださいませ。重い内容になってしまい、大変申し訳ありません。
癌は怖い病気ですが、最近は良い治療法も増えており希望が持てる病気になりました。
お父様の看病をしっかりなさってください。
私の年代になると多くの友人を癌で失っていますが、全快した人も多数居ますので、明るい気持ちを持ち続けるように願います。
こんにちは。先日は投稿が何故かうまくいかず匿名になってしまい失礼しました。
「知らなくても現代の生活に困らない」というキーワードが出てきましたが、結果的にこれがのちにフジテレビの『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』につながったのではないかと思います。
老若男女に愛される番組だったこそ、競合他局のスタッフでも影響を受けた方はさぞ多いことでしょう。
又の投稿をお待ちいたします。
古い番組でしたが「ファミリー劇場」での再放送は楽しく見る事が出来ました。
こんばんは。
時代劇や落語などで耳にする言葉には、粋なものを感じるものが多いですね。「するってぇと、お前さんは何かい?」といった具合に、耳にすうっと流れ込む感じが大好きです。
適度に雨が降れば、「いいお湿りですね」などというのも、若い方には馴染みがないかもしれませんが、実にきれいな表現だと思います。
故きを温ねて新しきを知る…。昔の粋な言葉づかいを学ぶのは、なかなか楽しいものです。
日本語の美しい使い方は人格や教養を感じさせるものですね。
一朝一夕には行きませんが、普段から美しい言葉を使う習慣を付けるのが最善のようです。
解らない人も居ますが、諦めずに使いましょう。