気象情報の進歩に目を見張る

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題には気象関係のクイズが数多く出題されていました。

第7回の後楽園一次予選で出題された問題です。

台風か熱帯性低気圧かは、風の強さで決まる。

答・○

解説 台風は風力8(風速約17メートル)以上のもの。それ以下は熱帯性低気圧という、と決められています。

今から20年~30年前にはクイズ問題として十分通用したこのクイズ問題も、現代に置き換えると、ほとんどの問題が易し過ぎて、クイズとしては簡単だ、と批判されそうです。

この理由は、現代では気象関連のニュースがテレビで盛んに放送されるので、視聴者の知識が豊富になったためです。

昔から天気予報はニュース番組に付きものでしたが、いつの頃からか、気象予報士と呼ばれる人達が多数誕生。

情報番組の重要な役目を果たしています。中にはおじさん達のアイドルと呼ばれる人気キャスターもいて、各情報番組で大活躍しています。

今週も5月にしては早過ぎる台風6号が発生し、一日中テレビで台風情報が流されていました。

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それで驚いたのは、台風観測の進歩でした。

台風の進路は当然ですが、○○時にどの辺を通過、その時の進行速度は90km、と刻々と変化する予想情報を画面で示しながら速報していました。

人工衛星を使った観測、コンピューターによる計算技術などの進歩で、天気予報の正確度は格段に上がっています。

その都度、気象予報士が気象関連の知識を披露しているため、視聴者の気象に関する知識も増え、常識化されているのですね。

天気予報、地震や噴火の予測、この種の科学技術は毎年急速な進歩を続けています。

従って、この種の問題をクイズに取り上げると「情報が古いね」と視聴者に笑われそうな分野になりました。

「隔世の感」とは、このような事を言うのでしょう。

「気象情報の進歩に目を見張る」への4件のフィードバック

  1. こんばんは。

    気象情報といえば、今年中に気象衛星「ひまわり8号」の運用が開始されるということで話題になっています。

    気象庁が公開しているサンプル画像からは、富士山頂の積雪や桜島の噴煙など、非常に精細な映像を見ることができます。

    台風の観測も2分30秒ごとに行えるようで、台風の目や雲の渦がくっきりと確認できます。

    このような技術を開発されている方には、頭が下がるばかりです。本当にすごい技術だと感じさせられます。

    1. 気象情報の進歩は人々の生活に直接関係があるので、有難い事です。
      科学はどこまで進化するのか、人間の能力の凄さに驚くばかりです。

  2. こんばんは、ノリです。
    確かに台風か熱帯性低気圧かは、風の強さで決まりますね。
    実は僕農業をやっていまして、特に台風の時には
    かなり不安なんです。
    以前台風の風で資材が飛ばされたりしたことも
    ありますからね。
    僕は台風の時にはいつも台風情報を見ています。

    1. 台風は自然現象の中では、日本中に被害を与える困りものですね。
      崖崩れや水害も各地に被害を出しますが、農業関係者の皆さんは、毎回大きな不安に駆られる事でしょう。
      自然を相手のお仕事は大変ですが、頑張ってください。

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