アメリカ横断ウルトラ・クイズのクイズ問題を振り返って見ると、面白い事に気が付きます。
クイズ問題は、時代の出来事を素早く反映させて問題化していましたが、今あの時代と同じような問題が通用しそうです。
第12回のパシフィカで、次のような問題が出されていました。
問・比較的狭い特定の地域で、数多く発生する地震を何という?
答・群発地震
解説 現在は神奈川県箱根の大涌谷近辺で、群発地震が発生し、テレビでは毎日のようにニュース番組で現状をライブで報告しています。
箱根は日本を代表する観光地なので、人々の関心も高く何時まで続くのか注目の話題なのですね。
これだけ放送されると、群発地震という言葉も日本語として常識化され、クイズ問題としては超易しい問題になってしまいます。
実は1965年から5年半もの間、長野県の松代付近で群発地震が続き、話題になっていました。
この状況は松代の群発地震という言葉で、多くの日本人の記憶に残った言葉でした。
そんな同じような状況が、今年は45年ぶりに箱根の大涌谷で発生してしまったのですね。
地震、雷、火事、親父と昔から日本人は「怖いものベスト4」の第一番に挙げていました。
今回の大涌谷の群発地震、大きな被害を出さずに、ゆっくりと終息に向かって欲しいものです。
5月22日放送のTBSテレビ「中居正広の金スマSP」にて、4度目のガンが見つかり、今週月曜に緊急手術を行った大橋巨泉さんが、昨年末に続けてのゲスト出演していました。
前回、あの「クイズダービー」を3問だけの復刻版をした所、2012年SP版の酷評からの反動もあってか、視聴者から本当に好評を得たことから、今回は当時のレギュラー時代と同じ8問出題、新たに作成したモノから巨泉さん自ら厳選したクイズが使われました。
その中に、この記事に書かれている「地震雷火事親父」の「オヤジ」は元々は何という意味? というのが出ました!
諸説ありますが、ここでの正解は「台風」、何となく前の3つと共通する自然現象かなと「うろ覚え」でしたが、5人の解答者は全員不正解!
江戸時代に「大きな山の風」と書いて「おおやまじ」、または、「大きな風」で「おおやじ」、明治になると「山の嵐」で「やまじ」…これが転じて「オヤジ」となったと言われた様です。
それにしても、満身創痍なのに巨泉さんのプロ意識は改めて凄いです!
ナレーション・テロップに頼り過ぎの、現役番組に活を入れてくれました。
なんだか羨ましいですね。
何時の日にか、アメリカ横断ウルトラクイズも完全な形で、徹底した復活版(あくまでも復刻じゃない!)が出来たらなぁ…と願うばかりです。
あの時代にテレビで活躍した人達は、みんな気骨がある人達でした。
それだけに完璧を目指して苦労していたのです。
我々も問題1問毎に「完璧」という縛りを掲げ、磨きのかかった問題を提出するよう心掛けていたので、あのような番組が出来たのでしょうね。
今の人が聞いたら「古いね、時代錯誤」と一蹴されそうです。
こんばんは。
当時はまだ阪神大震災・東日本大震災が起こる前で、まさか将来こんな大災害が起こるとは思わなかったことでしょう。
箱根山の不穏な動きがこれ以上災いをもたらさないうちに終息することを願うばかりです。
ところで、当時パシフィカでこの問題を答えてCPを通過された本土上陸最年長だった堀口さんのお声を、先日WEB放送で聴く機会があったのですが、いろいろな裏話(主には次のチェックポイントのラスベガスで脱落してからの罰ゲームの話)をご本人から聞くことができて面白かったです。
番組は限られた時間内でまとめるので、番組の中で表現出来なかったお話も沢山あります。
その様な話も、ご当人の体験談が最も面白いでしょうね。
そのようなお話が聞けて良かったですね。