格言の元祖は誰?

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中に、有名な格言に関する問題が時々登場します。

知識を競うのがクイズ番組ですから、誰でも知っている格言や名言は、クイズ問題の重要な範疇であるのは当然と言えます。

「その言葉は知っているけれど、誰が言い出したの?」は視聴者にとっても知りたい知識ですね。

第5回のハワイの○×問題で、有名な格言の問題が出されていました。

問・「ローマは1日にして成らず」はシーザーの言葉である。

答・×

解説 この問題は、最初は「誰の言葉?」という早押し問題で作られていました。

クイズ問題の選考会議で、これが読み上げられた時、物知り自慢のスタッフの中で正解出来人間が1人もいませんでした。

ローマの問題だから多分シーザーの言葉だろう、という勘違いがほとんどでした。

41-2_R[1]

この様な問題は超難問ですが、勘で誤答するか、或は誰も答えられず、編集でカットになってしまう場合がほとんどです。

それではもったいないので、早押し問題改め、○×問題に替って採用された訳です。

この言葉は、当時の資料では、セルバンテスの「ドン・キホーテ」の中の言葉と解説されていました。

意味は、大事業を成し遂げるには、長い間の努力の積み重ねが必要だ、という事です。

元々は小都市国家がローマ大帝国にまでなったのは、幾多の戦いに勝ち抜いて、着々と領土を拡大したという故事から生まれています。

つまり、後世の人の言葉であるのは明らかです。

従ってローマ帝国のシーザーの言葉でないのは自明の理。

では、一体誰の言葉なのでしょう?

最近インターネットで調べると沢山の意見がありました。

当時と同じく「ドン・キホーテ」の中の言葉というのもありました。

言葉の発信者が複数いるので、インターネットの質問コーナーで取り上げられています。

そこで、ベスト・アンサーに選ばれていたのは、16世紀のイギリスの劇作家ジョン・ヘイウッドという人の言葉というものでした。

英語の原文では「Rome was  not   built   in   a   day」とあり、これを訳してローマは1日にしてならずとなったと解説されていました。

想像するに、同じような表現をした作家は複数いたのでしょう。

でも、ヘイウッドさんが、シェークスピアのように、世界的に知名度の高い作家では無かったので「誰の言葉?」と言うように広がらなかった、というのが真相ではないでしょうか。

言葉一つをとっても意見が百出する、さすがローマ帝国は偉大な国家だったのが解ります。

 

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