アメリカ横断ウルトラ・クイズのクイズ問題には度々関連した北米大陸の最高峰、マッキンリー山が「デナリ」と改名された事が話題になっています。
マッキンリーは、我が国の国民栄誉賞を受けた冒険家・植村直己さんが消息を絶った山でもあり、日本人には思い入れの深い山とも言えます。
我がウルトラクイズでも、第14回に植村さんが、かつて訓練の為に入学した自然体験学校を訪れ、クイズ会場にした事がありました。
ミネソタ州の北の端、カナダとの国境に近いエリーと呼ばれる場所でした。
ここでの挑戦者には胸まで沈む泥沼を横断歩行したり、カヌーの特訓、ロッククライミングなど、自然の生活を存分に体験してもらい、クイズを行うという物でした。
そもそも、マッキンリー山の名は、アメリカ合衆国第25代大統領、ウイリアム・マッキンリーに因んで1897年に名付けられました。
マッキンリーさんは南北戦争に参戦し、19世紀最後にして、20世紀最初のアメリカ大統領です。
それまでは、アラスカ先住民達にとっては偉大な物の意味でデナリと呼ばれていたのです。
永年、先住民達に親しまれたこの呼び名を、元に戻して公式名称にしようと、8月末にオバマ大統領が発表したという経緯があります。
同時にそれまで標高は6168mとされていたものが、再測量で6194mに変更しています。
クイズ・マニアにとっては、この辺の数字も頭の中で変更しなければなりませんね。
ついでに、世界一高い山はエベレスト山で、命名当時のインドの測量長官の名前でした。
標高は8848mです。但し、エベレストは英国式の呼び名で、登山界でもその様に統一されていますが、中国ではチョモランマと呼ばれています。
また、標高の覚え方ですが、8848mをパパ酔っ払って、と暗記するのが良いと受験生に教えられました。
クイズに強くなるには、この様な雑学的な知識も記憶する必要があるようです。
「デナリ」と聞くと、ウルトラクイズが放送されていた時期に発売されていた、男性用化粧品を思い出しますね。甲子園
球場のバックネットの看板にも、当時よく表示されていた記憶があります。今その場所は、グリコの看板になっていますが。
P.S.今年7月と8月に第11回ウルトラクイズが再放送されたのに合わせてファミリー劇場のホームページで行わ
れた「ウルトラクイズ・体験キャンペーン」の賞品、QUOカード3000円分(20名)に当選しました!すごく
嬉しかったですね。大切に使わせていただきます。また新たな回の再放送にも、期待したいところですね。
賞品に当選するというのはツキがある証拠です。
そのツキを逃さないように、ハッピーな気分で毎日をお過ごしください。
ウルトラクイズ当時から名前が変わったものとしては他に「ビルマ」といっていた東南アジアの国が、今では「ミャンマー」に変わったという出来事もありましたね。
なんだか民族間の複雑な事情が絡んでのことだったようですが、さすがに「ビルマの竪琴」は「ミャンマーの竪琴」になることなく今でもそのまんまですね。
国の名前が変わってしまうと、イメージも大きく変化してしまいます。
「ビルマの竪琴」のような固有名詞は、さすがに変わりませんが、時代の流れは世の中を大きく変化させるのですね。