アメリカ横断ウルトラ・クイズの思い出を書いていますが、今年も余すところ一週間を切りました。
テレビでは年末の恒例として、一年の出来事を振り返る番組が増えています。
スポーツで活躍した選手、政治の出来事、世界の大きな動き、年内に亡くなった著名人の思い出、今年もいろいろありました。
毎年選ばれる今年の漢字は「安」との事でした。
これは日本漢字能力検定協会が1995年から始めたもので、その年のイメージを一般公募して選ぶ年末恒例行事です。
今年1位に選ばれたのは安全、安心、安らぎなどで使われる「安」の一文字でした。
漢字は一文字の中に、いろいろな意味を含みます。
クイズ問題にしても意味を求めて、漢字の問題は恰好の素材と言えるかもしれません。
第7回のデスバレーで、次のような問題がありました。
問・一面だけを見て、全体を見ない例え「木を見て何を見ず?」
答・森
解説 小事に囚われて、大事を見失う事の例えに使われる諺ですね。
私はクイズ問題を創る作家の皆さんに、良くこの諺を引き合いに出して説明していました。
今年の漢字「安」も、応募者の皆さんは今年の出来事を縦、横、斜めから見てこの文字を選ばれたのだと思います。
例えば、平和安全法制の成立、爆破テロに会わないための安全、安心して生活出来る国日本、高齢者の安らぎ。
日本の出来事を多角的に見て、選ばれたのが多分この安という文字に凝縮されていたのでしょう。
来年は日本人が全員、安心、安全に暮らせる安らぎの年になって欲しいものです。
お坊さんが文字を書いた写真で思い出したのですが、
ウルトラって文字を書く問題というのはあまりなかったですよね。
ペーパークイズか本当に一部のクイズだけだったと思います。
これは、演出上の問題とかだったのでしょうか。決勝戦で早押しも良かったですが、今思えば半分くらいはフリップとかでも面白そうな感じかなとは思ったのですが、ご存知でしたら背景を知りたいです。
ウルトラクイズは言葉で答えるクイズ形式だったので、文字を書いて知識を計る「テスト」、或いは「試験」とは異なります。
従って、ペーパークイズは機内の一度だけでした。
テレビは視聴者を楽しませるのが目的なので、構成も演出もその様に作り上げていました。
この時期、ウルトラ以外にも他の放送局でもクイズ王を決めるものがありましたし、いまでもアタック25や単発特番もありますが、ほとんどが言葉で答えて、文字で書いて答えないというのは、演出上映えないからかもしれないということなのですね。ありがとうございました。
ご理解頂けて有難うございます。