アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、知って得する面白情報が数多く含まれていました。
最近のニュース番組を見ていると、クイズ問題のネタになりそうな面白い話が時々登場しています。
もし、今でもウルトラクイズがあったなら、クイズ問題になりそうな話題に、千葉県の銚子電鉄の駅名命名権の販売があげられそうです。
慢性的な赤字路線解消の案として、路線の7つの駅の名前を1年契約で売り出そうという話です。
ニュースによれば昨年の12月に7つの駅のネーミング権が完売したという話でした。
中でも話題になったのは、育毛シャンプーの企業が購入した駅名で、髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅という面白い名前でした。
まさに自社商品売り上げアップのキャッチコピーを、そのまま駅名にしたようなもので、街角に掲げられた看板そのものと言えるでしょう。
ラッシュアワーで大混雑する駅なら、抜群の宣伝力ですが、1日の乗降客がパラパラという状況では効果はハテナ(?)マークが付きそうです。
でも、幾つかのテレビ番組で取り上げられているので、間接的には効果が大だったかもしれません。
また、鉄道ファンも多いので、銚子電鉄にとっては赤字解消に効果を上げているかもしれませんね。
第11回の機内ペーパー・クイズで面白駅名に関する問題がありました。
問・駅の名前で実際にあるのは?
①岩波文庫 ②角川文庫 ③金沢文庫
答・③金沢文庫
解説 昭和5年(1930)に開業した横浜市金沢区にある京浜急行電鉄の駅名です。
別に書籍の宣伝で命名した訳ではなく、開業当時の地名に縁の駅名なのでしょうね。
放送当時と異なり、現代はインターネット万能の世の中になっています。
小さな個人的な呟きでも、メールやツイッターによってあっと言う間に全国に配信されてしまう事があります。
面白い情報は、全国に知れ渡る速度が速いので、クイズ問題を創る側は苦労が多い事でしょうね。
駅の名前を売買する時代が来た。クイズ問題を振り返ると、世の中の変化に驚くばかりです。
東急東横線に「学芸大学」と「都立大学」という駅があります。この二つの駅に大学はありません。都立大学は南大沢に移転し、首都大学東京になりました。「学芸大学」駅は鷹番という町名を生かしたほうがいいと思います。
駅の名前も時代によって、現実離れが起こるのですね。
慣れ親しんだ利用者も多いし、変更も難しい問題かもしれません。