アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、一般常識を初め、知識の奥深さを探る問題が主流でした。
現代の世界情勢を見ると、イスラム国を始めとする中東の動きがニュースで報じられる事が多いのですが、中東問題は「難しい」というのが率直な感想です。
そのためテレビのニュースでも、中東問題に詳しい数人の専門家がコメンテータとして登場、視聴者が理解できるように解説を加えています。
それでも分かり難い、と言うのが中東問題ですね。
ウルトラクイズでは、第14回に中東に関する問題がありました。
カンザス州にある小さな田舎街、レバノンで行われた問題です。
問・アラビア半島の南部に位置し、今年の5月、南北が統一された国は?
答・イエメン共和国
解説 北の「イエメン・アラブ共和国」と南の「イエメン人民民主共和国」がこの年の5月に正式に統合され新国が誕生しています。
今から24年前の事でした。
そのイエメン共和国は現代では「中東の窓」と呼ばれ、国際政治に極めて大きな影響を及ぼす存在となっているのです。
当時は、現代の中東を意識して創られた問題ではありません。
クイズ会場が、中東と紛らわしいレバノンとの地名だった関係と、その年に誕生した新国との話題でクイズ問題となった訳です。
でも、その後「アラブ合同軍の創設」、「イランの核問題」、「イスラム国(ISIS)」など国際紛争の舞台として話題を集めています。
中東の問題は、クルクル目まぐるしく変化するので1般の「クイズ問題」には不向きな分野と言えるかも知れません。
イスラム教に関しては誤解も多く、アメリカ大統領選でトランプ候補が「イスラム教徒はアメリカへ入国させるな」と暴言を吐き、世界中の注目を集めています。
イスラム教徒とISISを混同した、滅茶苦茶な理屈ですが、中東問題は難しいの代表例でしょうね。
キリスト教、仏教と並んで、世界3大宗教と言われるイスラム教は4億人の信者がいるそうです。
どの宗教であれ、神様は世界の平和を説いているはずですよね。従って…、
天の神様達も、この争いにはさぞ「苦い笑いを」なさっている事でしょう。
今日はうるう年のみにある日付の2月29日。この問題が思い浮かびます。
第11回成田→グァム(機内ペーパークイズ)
問・うるう年の2月29日生まれの人。戸籍上の誕生日はいつ?
①2月28日 ②2月29日 ③3月1日
答・②2月29日
この日に生まれた人はうるう年ではない年はいつ年齢を加算するのか疑問に思っていましたが、
日本では「年齢計算ニ関スル法律」により、誕生日の前日の24時に加算されるというのを
知りました。つまりうるう年でない年は前日(2月28日)の24時、3月1日に変わったところで
加算されるという訳ですね。加算タイミングの仕組みに、すごく感心した今日2月29日でした。
面白い法律が有るのですね。
私も、偶然に2月29日にこのお話をテレビで知りました。
クイズのネタはあらゆる場所にあるのですね。良い情報を有難うございます。