法律の解釈は難しい

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、白黒ハッキリ区別できる事柄を問題にしています。

特に第1次予選の○×問題は、正解が○か? ×か?、ハッキリ分かれなければ勝負が付きません。

従って、白か黒か判断が付き難い出来事を探して、クイズ問題に仕立てているのです。

「○かなー?」「でも、違うような気もする!」と迷いに迷って判断する、この様子がハラハラ・ドキドキで楽しいというのが○×クイズでした。

第6回に次のような判断に迷う問題がありました。

問・日本の法律では、夫婦は同居しなければならない。

答・○

解説 実際の世の中では、単身赴任で別居しているご夫婦も沢山います。

だから夫婦は同居しなければならない、という法律などある筈がない、と考えた人は×と判断するでしょうね。

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でも、現実は民法752条で、夫婦は同居しなければならないと決められています。

これは夫婦になったからには、同居義務、協力義務、扶助義務と「3つの義務があるのですよ」という基本的な義務を示した法律です。

この義務を放棄して、それぞれが勝手な行動をとった時に離婚訴訟が起こるのですね。

離婚裁判では、この義務違反が争点になる場合が多いのですが、程度問題で判決が出されているのは言うまでもありません。

因みに単身赴任しているサラリーマンも、会社からの辞令で「単身で移動」という辞令は無いそうです。

つまり、会社は法律を理解しているので、その様な辞令を出すはずがないのです。

単身赴任は大多数が、家庭の事情なのですね。

結婚生活の3つの義務、長年連れ添っても、ゆめゆめ忘れぬよう頑張ってお幸せに!

 

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