アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って見ると、クイズになり易い品物があります。
例えば「卵」がそれに当たりますね。魚や鳥など卵から生まれて育つ生物は沢山生息しています。
ところが、食品として出て来る卵は、加工の段階で名前が変化し、元々の親の名前が不明という場合がクイズになり易いのです。
魚屋さんのお店で見る事が出来るものを、幾つか例題に挙げて見ましょう。
イクラ、筋子、数の子、トビコ、カラスミ、キャビアなど、親の名前を探すだけでクイズ問題が出来ます。
日頃、料理を創る女性なら、迷うことなく正解出来そうなので、この様な問題は苦戦する女性を救うため、準備されていました。
でも、現実は女性が誤答して、我々の期待を裏切る事もしばしばでした。
永年、番組を続けて解った事は、特定の人物を救うクイズ問題などは有りえないという事でした。
話は戻ります。第4回のニューオリンズで、卵の親を問う問題がありました。
問・中華料理のピータンは何のタマゴ?
答・アヒル
解説 大きさから推測して、ニワトリ、アヒル、カモなどが思い浮かびます。
北京ダックでお馴染み、中華料理の代表的な食材であるアヒルのタマゴが正解でした。
ピータンは中華料理の伝統的な食材で、塩、石灰、特殊な泥、もみ殻を混ぜて卵に塗り、1か月以上密閉で保存して作ります。
中国三千年の歴史の中で創られた、伝統食材としてオードブルの定番として人気がありますね。
永く続くグルメ・ブームで、中華、フレンチ、イタリアンなど、外国の料理も様々紹介される機会が増えていますね。
そのため、料理関係のクイズ問題も増えていますが、その分、今や誤答する人が少ない分野になっています。
一億総グルメ時代!と言えるのでしょうかねえ。