アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返って見ると、その時代の大きな出来事が問題になっていました。
「何故、今その問題なの?」という括りが有るために、タイムリーな話題がクイズ問題化されていたのです。
どの様な仕事にしろ、企画案を提出する場合「何故今?」という企画意図が追及されるのが通常です。
その様な観点で考えると、最近の出来事では舛添東京都知事の辞任騒動は記憶される大きな出来事でした。
恐らく将来のクイズ問題に、「舛添要一」という回答が出される可能性があるでしょうね。
世界でも、政治家の不名誉な事件は数々発生しており、我がウルトラクイズでも問題に採用された事がありました。
第16回のニューヨークの決勝戦で出題されています。
問・アメリカの歴代大統領の中で、唯一辞任をした大統領は誰?
答・リチャード・ニクソン
解説 第37代大統領。
在任中に側近が引き起こした「ウォーター・ゲート事件」のもみ消しを図り、盗聴記録テープの提出を拒否していました。
しかし、最高裁の提出命令で万策尽きて辞任に追い込まれています。
アメリカ大統領の辞任ですから、このニュースは世界中を駆け巡り当時の大スキャンダルでした。
舛添都知事の場合は、アメリカ大統領とは比べ物になりませんが、しかし世界の大都市東京都知事です。
このニュースは世界中を駆け巡り、「SEKOI」(せこい)という日本語が世界中に紹介されていました。
その前任者、猪瀬直樹知事に次いで2人の東京都知事が不祥事で辞任に追い込まれた事実は、東京都の歴史に残る出来事と言えるでしょう。
このスキャンダルは人々の記憶に残るだけでなく、将来のクイズ問題として取り上げられる可能性があります。
と、考えると有名人たる者、日頃の行いには十分過ぎるほど身辺を清く正しく保って下さい。
これを怠ると、孫子の代まで禍根を残す事になってしまいます。クイズって怖いですよ~。