素直で無いのがクイズ問題

 

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、通常の常識を少し捻った視点で創られた問題が多くありました。

一言で「素直じゃない」「意地悪」「引掛け」との表現も出来ます。

この狙いは、知識の本質を理解していれば正解出来る。でも、勘や創造だけではダメとの目的です。

その代表的な問題が、第3回のワシントンDCで出題されていました。

問・歌で知られるワシントン広場があるのは何という都市?

答・ニューヨーク

解説 ポップスの黄金時代と言われた60年代に「ワシントン広場の夜は更けて」という曲が大ヒットしました。

この広場はニューヨークのグリニッジ・カレッジの中心地にあり、当時の若者が週末の夜に、ギターを持って集まり、自由に演奏していました。

「ワシントン広場」の画像検索結果

芸術家の卵や、当時ビート族と呼ばれた若者達の聖地とも呼ばれた広場だったのです。

この知識をしっかりと持っていれば正解出来る問題ですが、勘で「ワシントン」と答える人も予想できます。

ワシントン広場だからワシントンに在る、こんなイージーな考えでは、勝ち残れません。

こうした挑戦者を、徐々に選別するためにも、引っ掛け的な問題が必要だったのです。

中途半端な知識では、勝ち残れない番組のイメージをしっかりと主張しなければ視聴者の心は掴めません。

知力、体力、時の運で楽しさを強調しながら、実はクイズ本来の知識の高さを示す、これが基本コンセプトだったのです。

問題は、ただ雑然と並べられていたような印象ですが、その配分の匙加減が結構大変だったのですよ。

 

 

「素直で無いのがクイズ問題」への4件のフィードバック

  1. もう一つ、第13回で福留さんが長戸さんに「君の弱点は何だろうね?」と訊いたことがあり、長戸さんが「モラルですか」と答えたところ、福留さんが「クイズにモラルは関係ないけどね」と返したのが面白かったです。

    1. 古い番組なのに、いろいろ思い出す事があるのですね。
      私ももっと思い出す事が出来ると嬉しいのですが、近頃はその能力が減退しているようで情けないですよ。

  2. この記事を読んで、思い出したことは、第6回のサイパンで、「ウルトラクイズ殺人事件」という、TSUTOMU様がお書きになった小説の犯人を当てるという放送の回のことでした。番組でこの本を全く読まずに、当てようとした出場者がいたのです。最後にそのかたが「人生は運だけだー」と言っていたのも覚えています。人気のクイズ番組で海外旅行ができて、嬉しかったのでしょうか?

    1. その様な人も結構いたでしょうね。
      運は大切ですが、あの番組は運だけで進めるものではありません。
      知力、体力、運と3拍子揃わないと勝ち進めないのは皆さんお解りだったはずです。

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