アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題を振り返ると、政治に関する問題も、時々出題されていました。
政権のトップは総理大臣ですから、当然総理大臣に関する問題が多くなります。
当然、総理大臣が現役の時に行った政治の出来事を問うのが、一般的なクイズ番組です。
では、戦後、歴代の総理大臣には、どのような人物が居たのでしょう? これも政治問題の基礎知識ですね。
そんな典型的な問題が、第8回のグアムの突撃〇×泥んこクイズで出されていました。
問・かつて佐藤内閣の後継者候補で「三角大福」と呼ばれた四人は、その後全員総理大臣になった。〇か✖か?
答・〇
解説 昭和四七年田中角栄、四九年三木武夫、五一年福田赳夫、五四年大平正芳の順で総理大臣になりました。
各総理大臣には、それぞれ功罪はありましたが、戦後の歴史に残る人物として記憶されています。
政治家の評判は、現役時代には常に賛否両論が付き物でメディアの評価も当てになりません。
現代のように、絶対的権力者にはメディアも周囲も忖度するので、真実は闇の中へ消えてしまうのでしょう。
総理の功績が実際に評価されるのは、何年か時が流れた後の未来の国民なのですね。
今、連日ニュースで話題になっている「共謀罪」の強行採決、「加計学園」問題、これも将来の評価は吉となるか凶となるか、わかりません。
10年後、20年後のクイズ番組で、安倍晋三総理が果たして問題として取り上げられるか、これも不明です。
今、安倍一強内閣と呼ばれ、数の上では何をやっても問題なく議会を通過してしまう勢いです。
とは言え、国民の中には現内閣に不審を感じ、信用出来ないとの世論調査も出ています。
では、時代を隔てた未来の国民が、安倍総理をどのように評価するのでしょう?
もし、クイズ問題に出るとしたら、問題の視点は? 実に興味深いですね。
「忖度」「共謀罪」「加計学園」などを問題にするならば、良い印象とは言えないでしょう。
歴史的に見て、時の権力者や指導者の評価は、時代を隔てた国民や歴史家が評価します。
権力者となるには大変な努力が必要、でも評価されるのはもっと大変、偉くなると心配も増えるのですね。
こんばんは、ノリです。
総理大臣といえば、第11回ハワイの一問多答つな引きクイズでもありました。
問題:戦後誕生した日本の総理大臣は15人います。
総理大臣の名前を答えてください。(放送当時)
ちなみに解答権を得たチームの答えは次の通りです。
・岸信介 ・田中角栄 ・福田赳夫
・鈴木善幸 ・三木武夫 ・中曾根康弘
・吉田茂
他には佐藤栄作や鳩山一郎などがいましたね。
一問多答つな引きクイズは本当に面白いクイズでした。
総理大臣に関する問題は、数多く出されていました。
問題のチェックで苦労したのは、前にもブログで書きましたが、海部総理は現職中、国会には必ず水玉模様のネクタイを締めて登院するという問題でした。
これは、秘書や事務所の裏取りはダメ。総理本人の証言を取る事、との決まりで苦労しました。
結局、総理番の報道記者などの協力で総理の証言を得て放送に間に合わせた事がありました。
我々が問題の正確さを自慢出来る一番のエピソードでした。