アメリカ横断ウルトラクイズの問題は、基本的に日本人としての常識的な知識が出題されています。
昔から、人々は不思議な出来事や噂を好む傾向があり、テレビでもこの種の番組は多く創られていました。
第8回のサンフランシスコで、この種の知識を問う典型的な問題が出されています。
問・民俗学者柳田国男が「遠野物語」の中で書いた旧家の奥座敷などにいると言われる小さな妖怪とは何?
答・座敷童(ざしきわらし)
解説 岩手県を中心に、東北地方に伝承されている子供の妖怪で、旧家の奥座敷にいると伝えられています。
悪戯好きで、遊んで欲しいのか子供を相手に悪戯を仕掛けるのが特徴です。
顔は赤ら顔で、オカッパ髪、男女共に着物姿というのが全体像です。
座敷童を見た人には幸運が訪れ、愛すべき存在として認知されているのが一般的と言えるでしょう。
同じような伝説は全国各地に散在し、例えば山梨県の「お倉坊主」。石川県の「マクラガエシ」。香川県の「オショボ」なども座敷童の仲間とされています。
SNSで、様々な情報が流れ、外人観光客にも人気があり中には必ず会える宿等、怪し気な情報もあります。
日本人なら「幽霊の正体見たり枯れ尾花」を知っているので、こんな嘘には騙されません。
でも、お化け大好きな外人観光客は、引っ掛かるかも知れませんね。ご用心!
そんな外人に、愛すべき妖怪の話として、座敷童のお話を説明して欲しいものです。
不思議、或は怪奇現象大好きな日本人なら、知って欲しい常識的な「座敷童」の簡単な知識のご紹介でした。