アメリカ横断ウルトラクイズの問題は、日本人としての常識を問う問題が多数ありました。
昔から伝わる諺は、昔の賢人が生活の中で体験した事、或は経験で子孫に伝えたい思いを残した言葉です。
祖父母や両親からの口伝えで、教えられた人が多く、その中には物事の真実が潜んでいる事が多いのです。
第12回のパシフィカで、諺の問題が出題されています。
問・「千に一つも仇がない」と言われるのは、親の意見と何?
答・なす(なすび)
解説 「親の意見と茄子の花は、千に一つも仇がない」茄子の花は、咲くと必ず実ります。
親が子供に忠告する事は、必ず役に立つので良く聞きなさい、との戒めの諺です。
そういえば今年の夏は雨が多く、野菜が高値を呼び多くの主婦が悲鳴を上げていました。
そんな中で比較的安定していたのが茄子の値段でした。
ハウス栽培では、人工的な光線で確実に実るため、他の野菜に比べ安定していたようです。
尤も、近年ではハウス栽培が多く、野菜の季節感が薄れる時代ですが、でも季節が旬の野菜が良いですね。
秋には栗やキノコ類が旬で、栗ご飯、松茸の土瓶蒸しなどが恋しい季節です。
季節毎に、旬の食材があるのも日本の大きな特徴と言えるかも知れません。
それを目当ての外人観光客が多いのも現実で、改めて日本に生まれた事に感謝したい昨今です。
つまりは、食い意地が張っているということでした。