常識の盲点が面白い

 

 

 

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人が知っているようで、知らない面白い情報が多数あります。

これから秋の野山を飛んでいる、トンボに関する面白い設問がありました。

第5回のサイパンで、次のような問題がありました。

問・シオカラトンボのメスは何トンボ?

答・ムギワラトンボ(赤蜻蛉でも可)

解説 日本人なら誰でも知っているシオカラトンボやムギワラトンボですね。

「ムギワラトンボ」の画像検索結果

でも、これが雄と雌で名前が変わるとは、余程の昆虫好きでなければ知らない事でしょう。

麦藁蜻蛉は秋になると、日本全国で見られる中型のトンボです。

特に雌の赤トンボは唱歌にも歌われ、秋の季語でもあります。

元々はオスもメスも若い時には同じ色で、ムギワラトンボの名称で呼ばれています。

これがオスは成長すると黒っぽく変色し、塩辛トンボと名を変えて呼ばれるようになります。

「ムギワラトンボ」の画像検索結果

また、メスは赤の色が濃く変色し、ご存知の赤トンボになるのだそうです。

誰でも知っていそうで、実は常識の盲点になっているこうした知識を探し、クイズ問題に仕上げるのがクイズ問題作家の仕事でした。

世の中には知識の盲点が沢山あり、その度合いを競うのがクイズと呼ばれる遊びなのです。

クイズ番組が多くの人に好まれる理由は、問題の裏に潜んだこの面白さにあるのですね。

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