アメリカ横断ウルトラクイズの問題を読み返すと、人々が興味を持つ事象を取り上げ、問題に仕上げている事がわかります。
例えば髪の毛に関しては、男女共に関心が高く、特に増毛、付け毛、植毛などのCMがテレビで氾濫しています。
これは今に始まった訳でなく、何十年と続いているお馴染みのコマーシャルですね。それだけ需要があるからでしょう。
自分に限らず、他人の髪の毛も気になるもの。人間の自然の真理かも知れません。否、人間だけではありません。
第8回のグアムで、次のような問題がありました。
問・ハゲタカも、子供の時は、フサフサと頭に毛が生えている。〇か✖か?
答・✖
解説 髪の毛が気になる人は、動物の頭も気になるのでしょうか? 正に笑える疑問ですね。
通称「ハゲタカ」と呼ばれているコンドルやハゲワシは、成鳥も子供も頭の毛(羽毛)が薄く剥げているように見えます。
そのため、こうした名称が付けられたのでしょう。
ハゲタカは肉食の鳥類の総称で、通称名なのですね。鳥類の分類ではそれぞれに異なる学名がありハゲタカとの鳥は無いのです。
とは言え、人間の中には通称「禿鷹」と呼ばれる悪い連中がいますね。
弱い者に目を付け、一方的に利益を得る者を俗称「ハゲタカ」と呼び、小説やドラマのテーマに度々使われています。
最近では禿鷹ファンドなど、弱い企業を一方的に吸収するなど経済界にもこの名が使われています。
本物の禿鷹こそ「良い迷惑」と怒りそうです。