毎回・輝いたチャンピオン!

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、日本人の知っているべき常識を問うクイズが多数ありました。

常識的な知識は、基本的に義務教育の中で学んでいます。それを記憶しているか否かで勝負が決まります。

そんな中で、日本語の最も基礎的な問題が、第6回のニューヨークの決勝戦で出されました。

問・書道で使う基本となる三つの書体といえば、草書と楷書と、あと一つは何?

答・行書

解説 ゆっくり考えれば、誰でも正解出来る易しい問題の典型と言えるでしょう。

ましてや、決勝戦にまで勝ち残った二人ですから、知らないはずがありません。

どちらが早くボタンを押すかの、瞬間が決め手の問題でした。草書と楷書の「楷」まで聞いたところでボタンを押した方が勝ち。

瞬間の閃きが勝負の決め手だったのです。視聴者もこの瞬間「うーん」と唸った事でしょう。

勝負していた二人とも、正解は知っていた筈です。閃きが早くボタンを押すタイミング勝負でした。

さすがに決勝戦は名勝負、と満足した事だと思います。我々は常に挑戦者をより魅力的に描く事に神経を使っていました。

決勝の問題は、難問ばかりと考えた方も多いでしょうね。しかし、緩急つけながら問題はリズム良く配列したのです。

第一次予選の後楽園球場で、何万人の中から勝ち進んだ勝者なので、知力・体力・時の運に恵まれた事だけは確かです。

そんな挑戦者が輝いて見えなければ、我々スタッフの負けと言えます。

従って、毎回挑戦者を魅力的に描くアイデアを考えていたのでした。勝者には輝き!敗者には同情を!

本日の裏話は、決勝戦のクイズ問題は難問ばかりでは無い。易しい問題も、勝者を輝かせる手法として使っていたのでした。