言葉の元祖は不明が多い

アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題の中には、日本人として当然知っているべき、常識的な知識が出されていました。

常識と言っても、全ての日本人が知っている訳ではなく、年代や地域によって差が出て来る場合があります。

地域の差では「関東と関西の差」が、よく話題になり「恰好つけしい」の関東に対し、関西では「本音で話す」が有名です。

例えば、買い物でも関東では定価で買うのが当然。でも、関西風は「なんぼまけるん?」と値切るのが常識のようです。

本音で話す方が楽ですが、でも関東の人は「人間、見栄を張るのも大切」と考えるのでしょう。

前置きが長くなりましたが、地方色が出るクイズ問題があったので、ご紹介しましょう。

第8回のグアムで、次の問題が出されていました。

問・日本料理で、お通しといえば前菜。では、お作りといったら何?

答・お刺身

解説 お作りは、関西地方で発生した言葉といわれています。

もともとは女房言葉で、刺身の表現を替えたものです。刺身も切り身も、刺す、切るの表現が嫌われたのです。

そこで、魚を切って作るので「つくり身」と呼んでいましたが、身が略されて、何時の間にか「つくり」になったのです。

昔は縁起を気にする人が多く、するめを「あたりめ」。梨を「有の実」と呼んだのが代表的ですね。

するは、スリに摺られる様で縁起が悪い。ナシは無しに通じて嫌だ、などの理由だと伝えられています。

言葉とは、人々の間で自然発生的に広がる要素があり、前菜のお通しも、刺身のお作りも庶民の間で伝わったものでしょう。

共に料理の言葉なので、若しかすると「我が店が発祥の元祖」と名乗り出る老舗の料亭があるかも知れません。

でも、この「ウルトラクイズの裏話」を読んでいる確率は0%に近いので、そんな話は皆無でしょうね。

本日は日本人の嫌う「縁起言葉」に関して、お通しとお作りの語源のお話でした。

お作りの後は、当然一杯行こう~、ってところですかね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください