アメリカ横断ウルトラ・クイズの問題は、世の中の森羅万象が対象で創られていました。
クイズファンには、得意な分野と苦手な分野があり、挑戦者だけでなく、テレビの前の視聴者も参加出来るのがクイズ番組です。
現在では、スポーツ、芸術、政治家など各分野で活躍し、世界的な知名度のある日本人も増えていますね。
しかし、30~40年前のウルトラクイズが放送されていた時代には世界的に名の知れた日本人は少なかったのです。
そんな世界に知られた日本人の問題が、第9回のロンドンで出されていました。
問・ロンドン名物「マダム・タッソー蝋人形館」に、日本人でただ一人飾られている政治家は誰‽
答・吉田茂元首相
解説 マダム・タッソーは、フランス革命当時ルイ十六世やアントワネット妃のデスマスクを作ったタッソー夫人が始めた蝋人形館です。
世界史に名を残した著名人の蝋人形が飾られており、昭和60年には吉田茂元首相がただ一人の日本人でした。
放送当時は、これが正解でしたが、現在の事情は不明です。
その後、1997年にただ一人の日本人として、千代の富士の蝋人形を見たというSNSの報告もありました。
という事は、時代によって飾られる蝋人形も変化するという事かも知れませんね。
又、東京のお台場にも「マダム・タッソー東京」があり、歴史上の偉人と並んで、現代の人気スターのフィギアがあるそうです。
ハリウッド・スターやミュージシャン、スポーツ選手など等身大のそっくりさんなので、ファンには嬉しい話でしょう。
全国各地で行われる音楽、スポーツ、アイドル、マンガなどのイベントは常に超満員です。
対象となる好きなスターの実物を、直に見たいとの気持ちで全国から集まるのでしょう。
交通費や宿泊代などを含めて、大変なエネルギーです。
フィギアと実物では全く異なりますが、でも、蝋人形館が繁盛しているのは、それでも嬉しいファンがいる証拠でしょう。
本日の裏話は、蝋人形館のクイズ問題から、ファン心理の不思議さに関してオジサンなりに考えて見ましたが解らないですね~。